松本 凌(ドイツ)

 私は2月28から3月24日までの1ヵ月間、ケルンでの短期語学実習に参加しました。

 私が一ヶ月という短い留学の中で感じたもの、それは自分と世界の人との、自国に対する考え方の差でした。つまり、他国の人々は自分の住む国のことについて、いかに理解が深かったかということです。私は一ヵ月間、ホストファミリーのもとで生活しました。家族はいつも、私にも聞き取れる簡単なドイツ語でドイツのことをたくさん教えてくださいました。会話の中でよく聞かれたのはやはり、東北の大震災についてでした。地震の被害や、現在の東北についてのことを聞かれたとき、ほとんどうまく伝えることができませんでした。しかし家族は、原発に対するドイツでの考え方や、国の動きを本当に理解していて、そのとき自分の日本に対する理解の無さを痛感しました。私はこの経験ができたおかげで、日本での勉学に対する姿勢が180度変わったと思います。短い滞在でしたが、得たものはとても大きかったです。

PAGE TOP