原井 孝典(ドイツ)

留学で気をつけるべきこと



 私は、昨年の一年間ドイツのケルン大学に留学しました。この留学を通してこれから留学する方々に気をつけていただきたいことなどを体験談で伝えたいと思いました。

 財布などの貴重品は、肌身から離さず所持をする。私が留学していた間にも、多くの人が窃盗にあってしまいました。その多くの場合がトイレやカフェなどで少し目を離した間に盗られてしまったということです。また、電車に乗っていても、自分が他の人と話している間に、鞄の中から財布が盗られているということもあります。私が行っていた対策としては、異国の地に旅に出るときは気を張って、常に周りを注視していることです。また、ボディバックなどに貴重品を入れておき、体の前側に備え付けておくとあまり盗られにくいと思います。

 書類の手続きは、しっかり終わらして帰国をすることです。住民登録やビザの所得には、期限が設定されていたり、帰国時には銀行口座を閉めることを忘れてはいけません。日本に帰ってから手続きを行うことは大変です。私もドイツのBahncardの手続きを忘れて帰国してしまい、現地に留学している留学生に大変迷惑をかけてしまいました。手続きを忘れると催促届が送られてきて、最終的には裁判になることがあります。帰国時に忘れたことはないか、しっかり確認をすることが大切であると思います。

 旅行の際は、ホテルやタクシーには気をつけることです。まず日本に比べて海外のタクシーの運転は、私は荒いと思いました。実際に、知り合いでも事故をした人もいます。公共の交通機関を利用することをお勧めします。またホテルは、実際に安全な地域に位置しているか、サービスはしっかりしているかどうかなど、インターネットやgooglemapなどで検索しておくべきだと思います。実際にイタリアに旅行をした時に、安さを重視したため治安の悪い地域のホテルに泊まり、またホテルのシャワーが故障していて部屋を変更をしてもらいました。

 不安になるようなことを記述させていただきましたが、留学することによって様々な年齢の人と関わることができ、また異国の文化を体験することによって新たな価値観が生まれたりします。そして、旅行やパーティーなど楽しいこともたくさんあります。充実した留学生活を送るために上記のことを注意していただきたいと思います。

 私自身はこの留学を通して、すべてのことに責任を持って行動しなければいけないと感じました。また、旅行など遠出をするときは準備を怠らないことが大切であると思いました。

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