津田 凛子(ドイツ)

バイエルンミュンヘンのサッカートレーニング場で

バイエルンミュンヘンの
サッカートレーニング場で

クラスの子たちと

クラスの子たちと

KULTFABRIK

KULTFABRIK

同じ家の留学生と

同じ家の留学生と

 2010年8月7日から9月13日までドイツのミュンヘンに短期留学しました。私は一般の留学団体を使用し、現地の言語学校に通いました。出発当日初めて一人で飛行機に乗るということでとても緊張していたのですが“なんとかなる!”と自分に言い聞かせ飛行機に乗りました。飛行機は東京からミュンヘンの直行便に乗ったので安心してすごせました。横に座ったフランスの女の子としゃべっていたらすぐに着き、飛行機を降りました。降りてからの緊張は計り知れませんでした。どこでスーツケースを受け取るかもわからず人に聞きまくってやっとなんとかなりました。スーツケースを受け取り、私は留学団体のお迎えを希望していたので出口をでるとお迎えのスタッフが来ていて一安心しました。車に乗って一時間くらいでホームスティ先に着きました。家につくとママと犬が迎えてくれました。ドイツ語しか喋れないと思っていたのでママが英語を話すことに安心しました。ママは一人暮らしで留学生を常に受け入れていて、私が滞在している間も留学生が私をいれて6人いました。

 学校初日朝駅まで送ってもらい、駅に着くと違う部屋の留学生のターニャと彼氏のナキーアが待っていてくれて切符の買い方などを教えてくれました。私が滞在したところはBALDHAMというところで都心のMARIEN PLZまで電車で20分くらいのところでした。MARIEN PLZでU-BAHNに乗り換えて学校までは40分くらいで遠くなく近くもなく調度良いところでした。学校初日はクラス分けテストとオリエンテーションを受け、中心地を案内してもらいました。その後夕方からアクティビティで、みんなでビアガーデンに行きました。初日に日本人の子とロシアの子と仲良くなり、ほぼずっと一緒に行動していました。

夜は生徒で集まって飲みに行きました。二日に一回の割合で10時にMARIEN PLZに集まり、ホープブロイハウスというビールが有名な酒場かバーがお決まりでした。12時くらいまでみんなで飲んでそこから帰る子とKULTFABRIKに行く子にわかれました。集まるのも本当に大人数で、3,40人くらいで行っていたのでクラスの違う学校の子たちともすぐに仲良くなれました。

 KULTFABRIKとはミュンヘンのオスト駅にある大型施設でディスコが10個くらいあるところです。
 KULTFABRIKでは現地のドイツ人と話す一番いい機会だと思います。現地の若い子はほとんど集まるし喋るときは私のへたくそで英語交じりのドイツ語をちゃんと聞いてくれて直して教えてくれます。そしてここで仲良くなったドイツ人と遊びに行ったりもしました。

 私が使った留学団体は2人部屋というのが決まりでした。私の最初のルームシスターはフランスのマリアという子でした。マリアと私は国も言語も違うのにこれでもかって位仲良くなりました。学校終了後に買い物に行ったり、夜行くときも必ず一緒でした。マリアは二週間だけだったのですぐお別れだったのですが、また絶対に会おう!といって別れました。マリアが帰って次の日には新しいルームメイトのスペイン人のアネがきました。アネは凄く活発な子でスペイン語を教えてくれたり日本語を教えたりしました。一番びっくりしたのが、アネに日本語で歌を歌って!といわれてドラえもんの歌を歌ったら、スペインでドラえもんは有名なアニメだったらしくて知っていました!そして二人で日本語とスペイン語ではもって歌いました。

 ホームスティは夕食付きたのですが、時々日本人の友達と外食しました。最初は何気なく入ったレストランなんですが、お店の店員さんと仲良くなりいつも行くようになりました。店員さんはドイツ人でドイツ語を教えてくれたり、遊びに連れて行ってくれました。現地の人しか知らないようなバーに連れて行ってくれたり、買い物のいい場所など教えてくれたりしました。

 旅行は学校が毎週末企画する一日旅行でノイシュバンシュタイン城と友達と一緒にザルツブルクに行きました。 ザルツブルクはサウンドオブミュージックの舞台にもなったところで凄く綺麗な町でした。モーツアルトの生まれた家が博物館になっていて入れたり、モーツアルトが実際に書いた楽譜などがみられました。

 上のお城?まではロープーウェイで上がるのですが、そのロープーウェイが早すぎてびっくりしました。

 ほかに週末に家でBBQをしたりママの姪がきたり、私の日本人の友達と寿司を作ったりしました。

 仲の良い友達は私より先に帰ってしまい私がほぼ最後でした。しかし、まだ残っている友達が最終日送ってくれました。あと最終日起きてご飯を食べていたらママがプレゼントをくれたのです!開けてみてといわれ開けてみると一つはドイツのティッシュ。そして私がザルツブルクに行ったときに買い損ねたチョコレート。最後に本が出てきました。本にはOBERBAYERNと書いてあり、ママがOBERBAYERNはミュンヘン地域のことと教えてくれました。そして中を開くと、マリア、アネ、ママの姪、家で飼っている犬、ママなどの写真が貼ってあり、ママからのメッセージが書いてありました。私の5週間が詰まっている本でした。私もママにプレゼントでパネルを作っていたのでそれを渡し、ハグしながら二人で泣きました。たった五週間ですがかけがえのない友達に出会え、貴重な体験を沢山しました。この体験は私にしか出来ないし、一生に一回の体験だと思いました。

PAGE TOP