留学体験レポート

宗藤 広大 Thompson Rivers University(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2012年8月18日から
2013年5月18日まで
Canada Thompson Rivers University 交換留学

 皆さんこんにちは。現在京都産業大学外国語学部英米語学科3年生の宗藤広大です。私はこの度CanadaのKamloopsという町に9か月間交換留学生として行って参りました。私が留学先としてCanadaを選んだのは、高校生の時に実際にVictoriaのRoyal Rose Universityに2週間ほど語学実習に行った経験があり、British Columbiaに親しみを持っていたからです。

 私が留学を通して体験したことは何をするにおいても自分を大切にすることです。この『自分を大切にする』、というのは授業時、またはプライベートな時間など、様々な場面で大事だということを今回の留学で実感しました。例えば授業時では自分の意見を周囲の人に伝えるために発表をする、プライベートな時間では一日を通して高い充足感を得るために自分が趣味を持っていることをやってみる、などの事例があります。このようなことを日々意識し、実践していくことで自分の心身をいたわりながら、そして満足のいく留学生活をすることができました。留学生活時には日本の生活とは大きく異なることがたくさんあり『ありのままの自分』を実感することができます。その『ありのままの自分』を大切にしながら生活をしていくことが充実した留学生活へつながるのだと思います。

 留学を通して私はもっと世界で起きていることに目を向けるべきだと思いました。確かに経済、雇用、社会保障など国内において注視しなければならないことはたくさんありますが、昨今のグローバル情勢においては様々な分野、領域から知識を得て現状を認識しなければならないのだと実感しました。私がそのような情報を多数得ることができたのか、ということについて確信はありませんが、常日頃からCanadian、そしてInternationalの友人と互いに会話を重ね、情報交換をすることで見識が広がったように感じます。

 留学時にはメリハリのついた生活を心がけました。勉強をするときは一生懸命勉強をする、そして友人と話をして、外食を共にするときには目いっぱい楽しむ、というように、その時々自分に課せられていることに集中することで満足のいく毎日を送ることができました。休む時にはしっかりと休むことも大切だと私は思います。なぜなら、私は留学中に一時期勉強などでとても忙しい毎日を送っていたせいか、一度もかかったことがない鬱に2〜3週間ほどかかってしまったのです。この時に十分に休息を取る必要があるのだと改めて実感しました。自国と勝手が違う生活では自分が気づいていなくても、精神的なストレスからこのようなケースに至ってしまうことが多いので、ぜひ適切に休息を取る意識を持っていただきたいです。

 これから留学をする皆さんへ、ということですが、『留学生活を楽しむ』ということをぜひ意識し、内容の濃い生活を送っていただきたいと思います。勉強をしに来ているのだから、という気持ちも私には痛いほどわかるのですが、実際に自分の生活を楽しんでいないと留学生活は充実したものにはなりません。逆に言えば、日々目の前で起こることを楽しんでいくことで、勉強面でも力が入り、様々な面でプラスに働いてくることがたくさんあります。ぜひ『留学生活を楽しむ』ということを念頭に、充実した留学生活を送っていただきたいと思います。

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