留学体験レポート

西村 佳代子 マセイ大学(派遣留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2011年3月14日から
2011年12月9日まで
ニュージーランド マセイ大学 派遣留学

 みなさん、はじめまして。私は10ヶ月間ニュージーランドへ語学留学をしていました。私の留学生活は非常に満足できるものでした。この10カ月は私の人生の中で1番はやく過ぎたように感じました。留学に行くというのは、英語を勉強すること、話すことが好きな私の、高校生からの夢でした。留学先をニュージーランドに決めた理由は、環境が私に合うと思ったからです。私が勉強した学校はパーマストンノースという田舎にありました。京都の四条のようなお店や娯楽は全くありませんでしたが、ニュージーランドでしかできない経験や語学学習に集中することができて、非常に充実した10ヶ月間でした。この10カ月間で私は様々なことを経験し、学び、多くの人と出会うことができました。2回生の終わりに派遣留学へ行くことが決まった瞬間、私の高校生の時からの「留学へ行く」という夢は叶いました。私はそれまで、「留学へ行く」という目標のために英語学習に励んでいました。この目標に到達したとき、私の英語学習へのモチベーションが下がるのではないかという不安がありました。そこで私はこの留学の目標を決めました。その目標とは、「他の誰とも違う私だけの留学をする」です。今回の留学は例年より京都産業大学からのマセイ大学への派遣、認定留学生が多かったです。更に、留学先には他の日本の大学から留学に来ていた日本人もいました。仲間が多くいて心強かったですが、正直、日本語を話してしまう機会が増えるのではないかという不安もありました。また、私が留学した街は小さな街であったので出来る活動も日本と比べ限られていました。そんな中で私は、日本人とばかり過ごし、学校とホームステイ先を往復するだけの生活は絶対にしたくないと強く思いました。そこで私は、語学力を伸ばすためにも、現地のコミュニティに参加することを決めました。私は、中学生の時から7年間バスケットボールをしていて、スポーツをすることが大好きなので、ニュージーランドでも現地の人とともにスポーツをしたいと思っていました。私は学校の先生や、現地に長く住んでいる友達に「留学生でも参加できるバスケットボールのコミュニティはないか」と聞いて、コミュニティを探しました。そこで私が出会ったのは、毎週金曜日にバスケットボールやサッカーなどのスポーツをしているコミュニティでした。メンバーは大学生だけでなく、社会人もいて、年齢層も幅広かったです。メンバーのほとんどはネイティブの方か現地に長く住んでいる方たち(中国人、マレーシア人など)でした。日本人は私を入れて2、3人ほどでした。コミュニティに参加したころは、留学に来たばかりのころで、語学力にも不安があったし、コミュニティの中に知り合いも数人しかいませんでした。しかし、バスケットボールの試合を始めると、英語が上手く話せるか話せないかは全く関係なく、楽しむことができました。そこで出会った人々もみんなフレンドリーな人ばかりで、すぐ打ち解けることができました。そこで出会った友達が、パーティや休みの日に出掛けたりするのにも誘ってくれて交友関係も広がりました。そのコミュニティにはキリスト教が多く、生活習慣や考え方の違いを感じることも多くありましたが、私は、積極的に相手のことを知ろうとしました。その結果、私が帰国するころには、初めは知り合いが数人しかいなかった、数少ない日本人の私のことをメンバーのほとんどが顔と名前を知っていてくれて、人数が多いコミュニティの中で自分の立場を確立することができました。私は帰国するとき、コミュニティで出会った友達がサプライズでフェアウェルパーティを開いてくれて非常に嬉しかったです。学校内でも学校外でも多くの友人ができました。このコミュニティで出会った人たちや経験のおかげで他の誰とも違う「私だけの留学ができた」と自信を持って言うことができます。
 語学力も留学前と比べて、明らかに伸びました。コミュニティで出会った友達も、私に「カヨコの英語は出会ったころと比べて明らかに上達しているよ!」と言ってくれました。しかし、私の語学レベルはまだ私の目指すレベルではありません。留学時の英語力をピークとしないため、これからも語学学習に励みたいです。
 これから留学をしたいと考えている方がいたらぜひ出来るだけ長い期間行くことをおススメします。なぜならば、私は現地の環境に慣れるのに、ニュージーランドに到着してから3カ月ほどかかったからです。短期で行く場合も長期で行く場合も留学へ行く前に、「語学力の向上」以外の目標を決めてから行ってみてください。あなたの留学が大きく変わると思います!

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