留学体験レポート

高島 歩美 トンプソン・リバーズ大学(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2010年8月25日から
2011年4月30日まで
カナダ トンプソン・リバーズ大学 交換留学

 私はカナダのカムループスという小さな町のトンプソン・リバーズ大学に通っていました。カナダの冬は寒いと聞いていたので、2つあった候補地の中から少しはましだろうと思い、西側のこの地を選びました。しかしそれでもたくさん雪が降り、時にはマイナス20度ということもありました。最初は戸惑いましたが、徐々に体が適応してくるので心配はいりません。

 様々なカルチャーショックを経験しましたが、カナダ特有のもので言えば、水の量が制限されていることです。日本ではお金を払えば自分が使いたい分だけ使うことが出来ますが、カナダではそうはいきません。ですからシャワーを浴びる時も水の量を考えて使用しなければなりません。他にも色々な違いを見つけ、最初は日本の方がいいと感じがちでしたが、時間が経つにつれ違いを受け入れられるようになりました。

 学校が決まれば、次に大きな問題となってくるのが住む場所です。ホームステイ、寮、一人暮らし、ルームシェアなどがありますが、私はホームステイを選びました。正直最初の家庭にはなじめなかったのですが、新しいホームステイ先に移るとまたその家庭に慣れないといけないので、変更するつもりはありませんでした。しかし受け入れ先の事情により、変更しなければならないことになりました。新しい家庭が見つかるかすごく不安でしたが、無事に見つけることが出来ました。そしてこの新しい家族との出会いによって、たくさんの経験をすることが出来ました。私が言えるのは、どうしても合わないのであれば思い切って新しい家庭を探すべきだということです。

授業では苦労することがたくさんありましたが、その分成長もできたと思います。私は英語を勉強するESLと、後期にはアカデミックの授業も1つ受講しました。アカデミックの授業は専門的で、現地の学生が実際に取っているものなので、とても難易度が高かったです。毎回の予習の量も多く、週末もよく勉強していました。しかし終えてみると、すごく達成感を得られました。アカデミックの授業をたくさん取りたいと考えているなら、留学前から英語力を向上させておいて、最初のプレースメント・テストで高得点を取ることです。

 留学に行くまでは、私なんかが外国でそれも8カ月もやっていけるのかと不安でしたが、振り返ってみるとやはり行って良かったと思います。社会人になってからの留学は難しいので、もし本気で留学したいと思っているなら、大学生の間にしておくことをお勧めします。

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