留学体験レポート

江渕 圭祐 カリフォルニア州立大学ノースリッジ(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2011年3月22日から
2011年7月29日まで
アメリカ カリフォルニア州立大学ノースリッジ 認定留学

 まず、外国語を学ぶには、その国に住むことが一番の近道だと痛感した。まわりの至るところから英語が聞こえてくるので道を歩いているだけで勉強になるし、学校で習ってきたものとは違う本物の英語が聞け、それを真似してみるチャンスがたくさんあるというのが楽しかった。

 語学留学のいいところは、単に英語を勉強するだけじゃなくいろんな国の人たちと交流する機会があることだと思った。特に、自分は寮での生活だったので中国人、韓国人、サウジアラビア人などと一緒に生活していたので、毎日異なる文化の人たちと交流することでいろいろ勉強になったし視野が広がった気がした。特に中国人は今の日本との国家間の問題もあったり、敵同士のような偏見が正直少しはあったけど、実際一緒にいて、嫌な思いをしたことは全くなかったし、かんたんに仲良くなれたことに正直少し驚いた。改めてメディアの力は怖いと思った。偏った情報にあおられて偏見だけが強まり、実際身を持って交流してみると自分の中の常識が覆され、あまりにばかばかしいと思った。当然のことながら、ニュースで流れるような悪いイメージが、全ての人にあてはまるわけじゃないということを改めて学んだ。サウジアラビア人は信仰心が強く、信仰心が弱い日本人にとってはいろいろ興味深いところが多かった。まず豚肉が食べられず、間違えてピザのハムを食べたサウジアラビア人が本気で焦っている姿が印象的だった。また、水の儀式らしいものがあるらしく、トイレにしばらくこもって出てこないときがあったのも印象的だった。ただお互い英語が完璧に話せるわけではないのでどうしてそんなことをするのか、なにをしているのかなども詳しくは聞けず、向こう側としてもうまく説明できないといった感じで、第二言語同士の会話でそういうもどかしさは寮の生活で常にあった。水の儀式なのかどうなのかも実際定かではなかった。その中で学んだことは、言葉が違っても伝えようとする強い気持ちがあれば、なんとか言いたいことが通じるということだった。

 個人的には、アメリカの環境が本当に気に入った。かんたんに言えば、みんなてきとうだった。店の店員が小銭の計算を面倒くさがって小銭を受け取らなかったことなども何回かあり、基本的には、フレンドリーでオープンな人が多かった。また、ファストフード店などで、どんなに混んでいて忙しくても、店員が走ったり、必死になっているところを一度も見たことがなかったし、たまにゲームをしながらレジをしている人もいた。その自由なかんじが素敵だった。英語を勉強するということだけでなく、異文化に触れられるというところも留学の一番の魅力だと思う。

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