留学体験レポート

池田 桜子 アルゴマ大学(派遣留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2010年8月14日から
2011年6月26日まで
カナダ アルゴマ大学 派遣留学

 最初カナダの留学が決まる前、私の中で‘留学’=言語取得でした。そしてそのために自分も留学にいくのだと考えていました。けれども、実際に約1年の海外での生活を経てわたしの中でこの考えが変わりました。言語取得ももちろん重要ですが、人との繋がりが1番であると思いました。

 これを強く感じたのは、日本で東日本大震災が起こったときのことでした。アルゴマ大学に留学していた日本人の生徒で募金活動をしようということになりパネルと千羽鶴を作って募金してもらった人に名前を書いてもらってそれを日本に送るという活動を、大学と近くのカレッジとスーパーと街で一番大きいモールで行いました。大学で呼びかけた時は、友達が『家族は大丈夫?』とか『今の日本の状況を教えて。』と本当に心配してくれていました。カレッジに行った時も、生徒さんたち、教授の方々からたくさん声をかけてもらいました。 一番心に残っているのは、モールで子連れのおばさんが来て募金してくれて、帰るときにおおきなHUGをくれたことです。その方はわたしに『日本のことをいつも思ってるから。』といってくれました。その時わたしは海外の人がこんなに日本のことを思ってくれていることに感動しました。

 最終的にはスーセントマリーというとても小さい街で、862人の人が募金をしてくれました。
 この経験でわたしは世界の強いつながりを感じました。

 カナダ留学中、わたしはホームステイをしていました。わたしのホストファミリーは、お父さんとお母さんと犬が1匹でした。初め違う国の人と1年も生活するということを想像できなくて不安でした。しかし私の家族は私を本当の家族みたいにあつかってくれて、すぐに打ち解けることができました。カナダの生活や文化を教えてくれたり、授業でわからないところや文法を聞くといつも丁寧に教えてくれてとても勉強になりました。アメリカに一緒に行ったり、ご飯を食べに行ったり、魚釣りにも一緒に行って思い出がいっぱいできました。一緒にステイしていた友達とは本当の姉妹のような関係になることができました。そのうちの1人が韓国の友達で今年中に、その子の家に遊びに行く約束をしています。私はカナダで素敵な友達がたくさんできて、家族もできて本当にラッキーだなと感じました。この留学の中で、カナダでできた全員の友達と家族と過ごした時間が私にとって一番の宝物です。

 私の留学は周りの方の支えでこんなに素晴らしいものになりました。出発前も留学中も私をいつも励ましてくれた家族と友達、たくさんアドバイスをしていただいた先輩、出発前と帰国後の手続きで本当にお世話になった国際交流センターの方々と留学アドバイザーの先生たちにとても感謝しています。いつも感謝の気持ちを忘れずにこれからもいろんなことにチャレンジして頑張っていきたいです

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