留学体験レポート

向井 美穂 ケント大学(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2010年4月28日から
2010年12月17日まで
イギリス ケント大学 交換留学

 私は、世界中に沢山の友達をつくって色んな国の文化を知りたいという好奇心と、英米語を専攻しているので、もっと英語力を上げて将来のグローバル化に対応できるようにしたいという気持ちで留学に興味を持ち始めました。しかし、自費で留学をするには多額の資金がいるので、家庭の事情もあり、留学への道は困難かと思われました。しかし、留学アドバイザーの先生に家庭の事情を含め、相談したところ、親身になって一緒に考えてくださり、ケント大学への交換留学をすすめてくださいました。さらに運よく、毎月8万円の無償の奨学金を受け取ることができ、留学アドバイザーの先生をはじめ、国際交流センターのスタッフさんに助けられてこの交換留学を無事終えることが出来ました。留学先は特にこだわりがなかったのですが、イギリスという国は非常に便利だと思います。食べ物や天気には恵まれていませんが、ヨーロッパ内を旅行するのに飛行機やユーロスターを使うと2、3時間ほどで別の国に行くことが出来ます。首都、観光地や北欧などは英語を使える人が多いのでコミュニケーションにもあまり困りませんでした。それぞれの国の歴史、文化や遺産に直接感じることが出来ますし、色々な国の人と出会って今まで持っていた自分の価値観や視野がものすごく広くなりました。

 ケント大学は約4分の1の学生が留学生だそうです。もちろん日本人の留学生も割といますが、日本人に対しても英語で会話するといった風に、自分の心がけ次第で気にすることはなくなると思います。留学生の多くは学生寮のシェアハウスのようなところに住むのでハウスメイトとは家族のような仲になれると思います。私のハウスメイトは全員良い人で、ハローウィンパーティーやバースデーパーティなども沢山して楽しく過ごしました。学業においては、秋から始まる授業が特にとても大変でした。課題のレポートを作成するのに図書館に通って本と睨めっこをしながら情報を探すのですが、自分の専門分野でない、社会学と哲学だったので、じっくり本を読んでからでないと使える情報と使えない情報がわかるので、必要な情報や知識の載っている本を探すのに一苦労しました。また、文法が得意ではないので、留学前にもっと単語数を増やす事や、文法を身につけておくなどしておけば、もっと課題に費やす時間を節約できたのではないかと反省しました。授業にはセミナーと講義の2つから成っているのですが、セミナーでは20人ほどの生徒たちで講義の内容に関しての討論やディスカッションが主なので講義の内容はしっかり把握していないとすごく大変だと思います。

 ケント大学での留学生活は楽しいこともありましたし、もちろんつらいと感じたこともありました。しかし、その2つの事があったから、メリハリのある生活を送ることが出来ましたし、語学力だけでなく、異文化交流を通じて、視野が大きく広がり、人間としてすごく成長したのではないかと思います。そこで培った経験や知識は必ず自分の未来にとって大きいプラスになると思うので、自分に自信を持ちたい、自分を変えたいと少しでも思ったら勇気を出して留学してみるといいと思います。

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