留学体験レポート

橋本 和起 ビクトリア大学(認定留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2009年4月4日から
2009年7月4日まで
カナダ ビクトリア大学 認定留学

 あっという間の3ヶ月間。この留学が人生で初めての海外ということもあって、何を持っていけばいいのかもわからない状態で緊張と不安と期待が入り混じって留学を迎えたことを今でも覚えています。私は、3カ月間という短い期間での留学であり、また、英語力の向上が目標だったので、徹底的に英語漬けの生活をしてやろう。それと、この貴重な機会を経験できるので現地で様々なことにチャレンジしてみようと決めていました。全く日本とは違う環境の下、シャワーを浴びていたら、急に水が出なくなって困ったことや、バス停に名前がなかったり、生活習慣が違っていたりと始めは少し戸惑ったり、驚いたりすることもありました。しかし、日本の生活様式から離れて、できるだけ現地の生の生活様式をそのまま受け入れようと柔軟な姿勢を意識しました。その結果、カルチャーショックなどには悩まされずに留学生活を楽しむことができました。

 授業が始まってからは、本当に英語漬けの毎日でした。私が通っていた語学学校は日本人留学生がとても多かったので自分で英語に囲まれる環境を作るように心掛けました。まず日本人との日本語での接触は禁止しました。私の場合、少し極端すぎるかもしれませんが最初の2ヶ月間、日本人の友達を意図的に作らず、日本語話者以外の人との人間関係を作り上げることに集中しました。やはり、海外で日本人を目にすると安心して日本語を使いたくなってしまうからです。また、日本人留学生から日本語で話しかけられても英語で返答するようにしていました。そこまでしたのには英語力向上以外にも理由があって、この留学を現実にできたのは、たくさんの人たちの支えや協力、特に、留学アドバイザーの先生方や金銭面や精神面で支えてくれた家族や友達、日本で私の無事の帰りを待っていてくれる人があってのことなので、絶対にこの留学を無駄にはできない。成功させようと決心したからです。放課後は校内にあるボランティア施設でネイティブの人たちと会話をしたり、発音の練習を手伝ってもらったりしました。また家に帰ってからはホストファミリーに宿題を手伝ってもらい、自宅学習では予習復習の他に3ヶ月間、毎日1時間程度パソコンを使って英語のプレゼンテーションを聴き続けました。その甲斐あってか、2カ月ぐらい経ったぐらいから英語をだいぶ聞き取れるようになり英語が自然に出て来始めるまでになり、英語の力が付いてきたなと実感できるようになりました。

 次に、私は現地で何かにチャレンジしようと決めていたので、思い切ってマラソンにチャレンジしました。人生で初めてのマラソン。10kmでしたが、本番までの2週間、毎日必死に練習した結果、完走することができました。

 私はこの留学を通して何かを継続すること、そして、チャレンジしていくことは本当に力になるのだと実感しました。また、何かを新しく始める時には目標を持ってそれにむかって一生懸命努力することが素晴らしい結果を生み出す秘訣だと思いました。何事も良くするか、悪くするかは全て自分次第、自分の意識次第ということもこの留学生活から学ぶことができました。この貴重な経験は絶対に将来役に立つかけがえのない財産だと思うのでこれからの人生に役立てていきたいと思います。留学を終えた今、日本から持っていく物の中で一番大切で、忘れてはいけない物は高い意識や目標なのかもしれないなと、感じています。

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