Part.2

L.T.さんから

…私は四月から××省都のDS大学で勉強を始めました。留学生活にもだいぶ慣れましたので気づいたこと、身近な情報をお知らせします。これから中国へ留学しようとしている人に少しでも役に立てばいいと思います。

漢語進修生のクラス分け:(1996年7月現在)

初級A〜C、中級A・B、高級、本科班(現代漢語)、アメリカ人クラス。

授業時間:

朝8時〜11時半頃(一課毎に10分程度の休憩時間が有る。)

授業内容:

(中級A班)説漢語(口語)、聴和説(聴力)、漢語教程(漢語)。テキストは全て北京語言学院のものを使用。授業に参加する人は、時間がたつにつれて減ってくる。

留学生:

(人数の多い順に)韓国人、日本人、アメリカ人。韓国人は外に住んでいる人が多い。日本人はほとんど大学生、○▽大学、□●大学が多い。個人で来ている場合も多い。

宿舎:

1階〜6階。1階と4〜6階は全て一人部屋。2階、3階はそれぞれ7部屋が一人部屋。その他は二人部屋。部屋には机、椅子、タンス、ベッド、電気スタンド、暖瓶、茶杯、が備えつけてある。

一人部屋:

シャワートイレ付き(5元/一日)

二人部屋:

シャワートイレは共同で使用(3元/一日)

シャワーの時間帯:

朝6時〜7時/夜7時〜9時。


お湯が出ないことがよくある。夏のアメリカ人短期留学生が居たときは毎日出ていたが、彼らが帰ってからの何日間かは出なかった。お湯が出ないときは大きなバケツに開水を入れてとりあえず浴びるという状態であった。

洗濯について:

一階に洗濯機が2台ある。しょっちゅう壊れた。質の問題もあるが、使い方にも問題がある。二槽式。

ガスコンロ:

各階に炊事場、冷蔵庫がある。ガス台は使う人がお金を出し合ってガスを買う。お金を払った人と一緒に食事をする人も使用可。冷蔵庫に物を入れるときには名前を書く必用がある。たまに(しょっちゅう)物がなくなることがある。

その他:

  • 5月に春の遠足がある(無料)。
  • 今年は5月27日にバス2台で××へ。
  • 来年の九月からは新しく出来る留学生楼に移動するらしい。部屋は全て一人部屋であるかも知れない。
  • 門限時間は夜10時半頃。門限を過ぎる場合は門番の大爺を起こさなくてはならない。大爺はいい人だが、きげんを損ねると物を買うときに苦労する。仲良くなると家に招いてくれたり手作りの餃子をくれたりもする。
  • ××市内にある大学に留学している日本人が集まり食事をするという「日本人会」がたまに開かれる。情報交換の場となる。

換金:

大きめの中国銀行で行う。△△賓館隣の中国銀行で口座を開いて日本から送金してもらう。友誼商店、国際貿易中心付近に換金のヤミ屋がいる。換金率は高いがニセ札がまれに混じっているらしい。

買い物:

大学そばの友誼商店。徒歩20分ぐらいのところに農貿市場がある。肉、野菜、調味料、米、衣服、家具、なんでもある。最近は韓国、日本の食料品(インスタントラーメン、お菓子、生うどん、そば、ラーメンなど)が多くなっている。中外合資が多いため、コーヒー、クリープ、ヨーグルトなどは手に入る。文房具や生活用品も豊富に揃っている。女性用品は日本とほとんど同じ。DS大学付近と◇◇公園付近に早市がある。早市では野菜、果物、肉、魚、衣服、卵が売られている。新鮮な野菜、肉、魚が手に入る。魚は川魚が多い。

人民広場付近

▲▽路に店(服や靴などを売っている)が多い。▲▽路に最近おいしいケーキ屋ができた。ファーストフード(快餐店)が多くなってきた。××駅前に「××モール」という外国ブランドの商品を売っている店ができた。そこの食品売り場でキッコーマン醤油、キリンビール、ソウメンなどが手に入る。最近は生花を売る店が多くなっている。

交通手段:

公共汽車(5毛、1塊)、小公共汽車(1塊)、出租車。最近「〜路」を走るバスに二階建が登場、自転車があるとなにかと便利(400元前後でいいものが買える)。

授業以外の勉強方法について:

「家教」(本科生、研究生)と一緒に勉強。一時間7〜8元(日本人対象の相場)。
何人か集まって先生に輔導をお願いする。一時間10〜15元。


これはあくまでもうわさ(人から聞いたこと)ですが弁公室の先生が物事を処理する際、アメリカ人、日本人、韓国人の順に考慮するそうです。(部屋の割り当てなど)。(日本の)○▽大学、□●大学の人は部屋をもらう際わりとすんなりといく。何度も弁公室に「一人部屋をください」と言いにいくと効果がある。

HSKについて:

一月、五月、七月の試験がすべてDS大学会場で行われるようになった。「高級」を受ける人以外はDS大学で受けることが可能。HSKの問題集やカセットは××の本屋では手に入らない。北京で購入しておくのが一番よい。

郵便物について:

小包、手紙は留学生部の入口まで届けてもらえる。小包を受け取るときは一個につき8元払う。郵便局は▼△街に大きいのがある。手紙なら大学内の郵便局から出せる。

あとがき

今回はここまでにします。…中国で感じたことなどをまた書きたいと思います。


by L.T.

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