「第7回 中国語学科暗唱大会」報告

 去る12月5日(水)の午後、12号館の12502教室にて外国語学部中国語学科主催の中国語暗唱大会が開かれ、中国語学科や共通中国語「エキスパート」クラスで中国語を学んでいる1年生が、クラスメートたちの熱き声援の中、中国語の文章を暗唱し、日頃の学習の成果を披露しました。

 今回初めて中国語学科生と「エキスパート」クラス生とを合わせた審査、入賞決定を行ないました。また、新たに【既習者の部】を設け、【一般の部】と分けて実施しました。

 

厳正な審査の結果、上位入賞を果したのは次の方々です

一般の部

優勝(1名) 竹山 佳美
第2位(同点、2名) 森 陽花、清水 翔太
健闘賞(2名) コ井 翔大、大平 まりん
 

既修者の部

優秀賞(1名) 久保 吉美
 

審査員は、次の方々です

審査員長 中川 千枝子
〔外国語学部中国語学科教員〕
審査員 王 春蓉
〔マネジメント研究科〕
審査員 李 暁
〔マネジメント研究科〕
暗唱の一場面

暗唱の一場面

 
  • 1年生と教員、審査員の皆さん(一部)

  • 1年生と教員、審査員の皆さん(一部)

  • 1年生と教員、審査員の皆さん(一部)

  • 上位入賞の皆さん

表彰式では、審査員が次のような講評を述べられました

中川千枝子審査委員長

「総評」

 七年目の今回から、親族にネイティブスピーカーがいる既習者と一般の学習者を分けて実施することにしました。この暗唱大会では、課題文の発音の正確さを最も重視して、北京語音を基準音とする普通話の発音が正確にできるか否かを審査しています。その意味では、一般の学習者はもとより、既習者といえども普通話の発音をきちんと習得する必要があります。参加者の二部門化は初めての試みでしたが、本大会の審査基準がより公平に適用できるようになったと思います。この暗唱大会では、さらに暗唱の完成度も重要視しています。聴衆に向かって、故事の情景を生き生きと語りかける姿勢や工夫が必要で、語りの技も審査の対象にしています。今回の課題文の暗唱を契機に、「伝える中国語」を追求していただきたいと願っています。

入賞者についての「講評」

 【一般の部】の上位三名は甲乙つけがたい出来上がりであった。まず、「優勝」の竹山さんについては、基本的な発音やイントネーション、ストレスの置き方のほかに、聴衆に語りかける表現力でも、説得力があり、すぐれた暗唱であった。第2位(同点、2名)の森さんと清水さんについては、聴衆を前にして、故事の情景を生き生きと語るという点で、わずかな差が出た。

 また、健闘賞(2名)のコ井さんは、矛と盾を、辞書と雨傘で演出するなど、落ち着いた暗唱で好感が持てる。大平さんは、4番目に登場し場内に緊張感が漂う中で、しっかりと自分の力を出し切り、会場の雰囲気づくりに貢献した。

 【既修者の部】の「優秀賞」の久保さんについては、中国語の既修者には、しばしば方言の影響が見られるが、受賞者の発音は普通話として欠点がなく、語り口も表情豊かであった。

王春蓉審査員

 2012年度中国語学科暗唱大会は、総勢30名の参加者で、全体的に見ても非常にレベルが高かった。特に発音において、アクセントを正確に発音ができたことで、日ごろの練習の成果として見受けることができる。それから、今回の暗唱大会の教材として「矛盾」と「塞翁失馬」という選定も良かったと思う。この二つの中国の寓話は、語学勉強の朗読と暗唱の素材として非常に適切だと思う。

 一部の参加者は、感情まで表現しようとしたため、アクセントの発音は少しずれたりしていたが、逆に会場の緊張した雰囲気を和らげることができて、参加者の笑いを誘い、とても素晴らしい暗唱大会だった。はじめて審査員として務めさせていただいたが、中国語学科と「エキスパート」クラスの学生たちはこんなに楽しく学んでいる姿を目の当たりにして、羨ましく思った。これからも、是非「中国語学会暗唱大会」を継続的に開催した方が教育効果も期待できると思う。

李暁審査員

 審査者として「今回の中国語暗唱大会」に参加できたことを本当に嬉しく思います。私は一人の留学生として皆さんの発表する姿から当時の自分が日本語を勉強する時のことを思い出したら、まだ一回生の皆さんがこんな短い時間で中国語の発音をはっきりしているのが本当に驚かされました。自分が始めて日本語を勉強する時こんな短い時間で発音をきれいにできなかったです。皆さんの中国語を勉強する熱心を感じました。自分にとってもいい勉強になりました。そして皆さんも感情を込めながら発表できたのがとてもすばらしいと思います。

 皆さんは発音のところでは二声と三声の発音がはっきりしていないところがありましたが声調のところを繰り返し聞いたり練習したりすればだんだん上手になれると思います。

 皆さんがまだ勉強し始まったところですから、これからも頑張って勉強し続ければ絶対今よりももっと上手な中国語ができると思います。

 今後私たちが互いに勉強して、共に進歩して、お互いに外国語をしっかり身につけるように願っています。

入賞者の感想

竹山さん:「日頃の学習と練習に付き合ってくれたたくさんの人たちのおかげで優勝をいただくことが出来ました。これからもさらに上達させていきたいです。」

森さん:「暗所大会に出場する資格をいただいた時点で自信に繋がったのに、さらに入賞したことで大きな自信へと変わりました。ありがとうございました。」

清水さん: 「今回、私は二位になることができて本当に嬉しいです。しかし、自分よりも上手だなぁと感じる人は多かったのでこれからもがんばっていこうと思います。暗唱大会は本当に楽しかったのでこれからも続けていってほしいと思います。」

コ井さん: 「あまり練習時間も無い不完全の状態で出場し、他の出場者との格の違いというものを痛いほど実感しました。あの様なふざけた発表になってしまい申し訳なさでいっぱいです。そして、もっと練習していればあれよりマシな発表ができたのではないかと後悔しています。
また、今回の暗唱大会を受けて中国語の発音の難しさも再認識しました。今後はもっと正確な声調での発音を心がけていきたいと思いました。」

大平さん:「練習してきたつもりでしたが、他の人の発表をきいてこんな言い方もあるのかと勉強になりました。前に出たら緊張して終わりました。」

久保さん:「今回暗唱大会に出てみて思ったことは、やはり何事も挑戦すべきだということです。せっかく中国語学科という環境に入ったのだから、その結果を何らかの形で残しておかなければならないと思いました。暗唱大会は緊張はするけれども、応援してくれるクラスの友達や先生方という強い味方がいてくれたので、頑張ることができました。本当に良い経験になりました。これからも自分の成長のために様々なことに挑戦してみたいと思っています。」

葛西氏の講演の一場面

◆暗唱発表の審査結果を待つ間、会場では中国語学科を卒業し、現在は台湾でタレント・俳優として活躍しておられる葛西健二氏の講演が行われました。プロジェクターを使って、台湾とその人々、台湾で中国語を学ぶ方法、台湾での同氏の活動について、時にユーモアを交えながら楽しく語ってくださいました。


茶話会での様子

◆大会後に催された茶話会では、活発な意見交換が行われ、上級生による中国語クイズでも盛り上がりました。

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