「国際刑事裁判所における法廷通訳ー新しい言語の挑戦ー」
講演会のお知らせ
国際刑事裁判所における法廷通訳
ー新しい言語の挑戦ー
Court Interpretation at the ICC: the Challenge of New Languages
国際刑事裁判所(ICC)は、2003年設置の新しい国際裁判所です。集団殺害、人道に対する罪、戦争犯罪など、特に重大な国際犯罪を犯した個人を裁くために、条約によって作られまし た。日本は、昨年10月にようやく加入しました。
国際裁判所では、公用語である英語・フランス語の同時通訳など、世界でもっとも充実した通訳・翻訳体制が整えられています。通訳の世界の最高峰で活躍しておられる講師をお迎えし、ICCの任務、ICCでの通訳翻訳の体制とその役割、通訳となるためのトレーニングなどについて、お話をしていただきます。
国際裁判に関心のある方、司法通訳に関心のある方、裁判と言語の関わりについて興味のある方など、広くご来聴ください。
開催日時 | 平成20年5月7日(水)13:15〜14:45 |
---|---|
場所 | 京都産業大学12号館5階 12502教室 |
講師 | Michelle Keating 氏(国際刑事裁判所主任通訳人) |
対象 | 本学学生、一般 事前申込不要、聴講無料 |
※講演は英語で行いますが、原稿の和訳を配付します。
講師紹介
Michelle Keating氏
1989年、モンペリエ第3大学(フランス)卒。1992年、モントレー国際研究所(アメリカ)で修士号取得。専門は、通訳・翻訳および通訳トレーニング法。
フリー通訳者、国連PKO局通訳人、ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)通訳・翻訳人を経て、2004年から国際刑事裁判所(ICC)通訳・翻訳人、2007年から主任通訳人(Head of the Interpretation Unit)。ICCには、裁判部門と検事局のそれぞれに通訳・翻訳サービスを行う部局があるが、そのうち裁判部門の通訳・翻訳の責任者を務める。