結果分析・授業計画/改善に向けての取り組み(平成25年度 秋学期)

1.結果の総評

  • 以前の調査結果からの考察では、面白さの実感・成長の実感・満足度とシラバスの活用との間に有意な差が見られたが、今年度の調査ではシラバスを読んだと解答した学生がほぼ9割を占める結果となった。受講の選択にあたって8割以上がシラバスを参考にしたと回答し、科目選択で重視したこと2つの理由のうちの最も大きなものの1つになっている。シラバスの活用を通じて、各科目での学修目標の共有化を、今後とも継続して進めることが必要であろう。
  • 昨年度と比較可能な学部全体の結果を比較すれば、「学びのおもしろさ」を感じた割合と「授業外学習の時間」が、全体と高出席率層との両方で増えているのが、改善点である。
  • 今年度秋学期も前2年に引き続き、主な調査の対象としたのは、大講義形式の科目である。講義科目に限定しても、アンケートの全回答者のおよそ2/3、出席率80%以上回答者の7割が「面白さを感じ」て「満足をしている」というのは、かなり良い数字であると思われる。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

1.履修プログラム制度の活用

 1年次生を対象に、履修プログラムを知っており登録をしようと思っているかを尋ねたところ、出席率の良い層でも「強くそう思う・そう思う」と答えたのは半分弱であった。引き続き履修プログラム制度の活用が、今後の課題である。

2.成長の実感について

 科目での「学びの面白さ」を感じ、「満足をしている」程度と比べると、「自らの成長の実感」はやや低く、ギャップがあるままである。この調査が成績評価などを知る前に行われているために、受講生が客観的に「達成感」を確認することができていないことも、原因であろう。

3.2の各項目についての改善計画

1.履修プログラム制度の活用

 引き続き、履修プログラムの活用について授業アンケートで調査する。履修プログラムの認知度を上げるために、プレップセミナーや学期はじめのガイダンスの機会を通じて、学生への説明に努め、あわせて現在行われているカリキュラム改革においても検討する。(実施担当者:各授業担当者、法学部改革室、法学部FD委員会)

2.成長の実感について

 授業の到達目標を受講生と教員の間で共有をするために、引き続きシラバスの活用を図る。今年度から成長の実感に関する学生の自己評価に資するために、アンケート実施時に授業の概要(修得を目指す知識やスキルについて)について簡単に説明をする、という方法を実施した。引き続き実施して効果を確認する(実施担当者:各授業担当者、法学部FD委員会)

4.備考

 集計表のグラフやグラフの中の数字が昨年より読みにくくなった。ユニバーサルデザインの観点から、数字を大きくする、帯グラフの幅を広くする、色の違いで情報を示さない(色覚障碍者への配慮だけでなく白黒印刷することも含めての対処として)などの工夫をお願いしたい。