おしゃれなファッションを感性工学で。

おしゃれなファッションを感性工学で。
京都産業大学 情報理工学部 荻野 晃大 准教授(就任予定)

あなたの感性モデルをつくり、あなたの好みに合う洋服を提案する。

私の研究は、感性工学です。例えば、洋服を買う時。ある人が「おしゃれ」と思った服が、別の人にとっても「おしゃれ」とは限りません。つまり、感性とは一人ひとり異なり、洋服を購入する基準も人それぞれ。こうしたユーザー一人ひとりの感性をコンピュータに理解、学習させ、感性モデルを構築することが私の研究です。
この研究をネットショッピングなどで活用すれば、クローゼットの情報をふまえて、あなたにぴったりの商品や情報を推薦してくれるでしょう。また、さらに発展した研究として、その人の「感性を広げる」ことをめざす研究にも取り組んでいます。洋服のクローゼットを見た時、「同じ色やテイストの服ばかりを買っているな」と感じたことがありませんか。そんな時、あなたの感性を理解した上で、あなたがまだ気づいていない好みに合った、おしゃれな洋服を提案してくれる機能があったらいいなと思いませんか。潜在的な感性を引き出す、気の利いた機能を持ったシステムが実現すれば、新たなビジネスへの活用も期待できます。もちろん洋服だけでなく、感性工学は、その人にとってかっこいい音楽、あるいは気分を高める音楽プレイリストの提案なども可能。趣味にマッチしたインテリアや、気が合う人との出会いをプロデュースすることだってできます。対象は幅広く、多くの場面で活用が期待できます。
京都産業大学の情報理工学部は10コースからさまざまな分野を履修できるので、感性工学を学ぶ上で大きなメリットがあります。ベースとなるデータ処理の技術を学び、脳や心の働きをコンピュータに活用する技術、さらには感性モデルをプロダクトやデザインに役立てるにはデジタルファブリケーションなど、理系はもちろん文系まで幅広い領域を融合して学ぶことで新たな価値を創造できるからです。ぜひ、人々の心を幸せにする感性工学の扉をあなたも開いてみませんか。
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「おしゃれな服」「センスのいいファッション」といった人間の感覚に起因する印象語はあいまいで、人によって基準が異なるもの。そのため、今まではこうした感性を基準にした商品開発、コーディネートを提案するシステムなどを、ビジネスへ活用することは困難でした。

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例えば、色、素材、襟の形、イメージなど服の好みに影響を与える条件を抽出し、一人ひとりの感性の認識過程を工学的にモデル化します。このモデルをネットショッピングに活用すれば、より簡単に好きな商品にたどり着けるシステムなどを構築できます。

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