松井 真一 さん

略歴

2001年 福岡市立福翔高等学校卒業(旧福岡商業)
2005年 外国語学部言語学科ロシア語専修卒業
2006年 大和観光開発株式会社 退社
2007年 株式会社ブロードコミュニケーション 退社
2008年 西日本鉄道株式会社 入社
(2009年6月現在)

 みなさんこんにちは。ロシア語卒業生の松井真一です。

 外国語学部創設40周年という事でおめでとうございます。

 在学中は北上教授(神)を始め、たくさんの方々に迷惑かけてお世話になりました。本当にありがとうございました。

近況について

 現在私は西日本鉄道株式会社という会社でお世話になっています。バスの運転士をやっています。仕事内容はまあ読んで字の如くバスで毎日福岡市内の決められた路線を走るといったところです。モノを売ったり勧めたりする営業とは違ってお客さんはバス停に立っているし、そのお客さんを安全に確実に目的地まで運んで運賃をもらうという分かりやすい仕事内容なので、、まさに私にぴったりな仕事だと感じます。その分、運転技術に関しては数センチ単位のハンドル捌きなりショックの無いクラッチ・アクセルワーク、ブレーキングが要求されるので神経を使いますけどね。

 春は桜並木に感動し、夏はきれいな青空に心洗われ、秋は遠くの山の紅葉に胸がキュンとなり、冬は雪の降った坂道でタイヤが滑って泣きそうになったり、季節の移り変わりや街の変化を肌で感じられるのはとてもいいです。

 あと降りる際に“ありがとう”と言ってもらうと運転士としてはとてもうれしいです。みなさん必ず降りるときは“ありがとう”と言いましょう。恥ずかしいなら頭を少し下げるだけでもいいです。逆に運賃箱にごみを捨てるみたいに小銭を投げ入れるのはやめましょう。運転士は変なお客さんを覚えていますよ。

どんな大学生活を過ごしていたか

 まあ一言で言うと“廃人”です。朝は熱心にパチンコに勤しみ、夕方から部活に行ったり誰かしら友達とゲームしたり飲んだり遊んで、夜は気合を入れて麻雀に没頭してました。汚い部屋の中ではいろいろな出来事がありました。夏に炊いた炊飯器のご飯を冬になって気付いてどえらい事になってたし、夏場はクーラーを24時間フル活動させて生活していたら電気代が3万とか請求きて泣きそうになったり、他にもいろいろありますがとにかくやりっぱなしバカな事をいっぱいしました。でも何をするにしろ毎日誰かしら友達が一緒にいて腹がよじれる程笑って騒いで、本当に楽しくて仕方がなかったのは間違いないです。

 という訳で、学校の成績は言うまでもなく下の下でした(笑)当時は本当にパチンコに没頭していて、毎日収支表を付けて毎日の戦績を考察していました。収支表ノートを北上さんに見せたらとても褒められたのを覚えています。この熱意をロシア語に費やせばきっと優秀な生徒になれただろうと自負しております。

学校で学んだ事がどう活かされているか

 ロシア語の事はさておき、とにかくコミュニケーションをいかにとれるかが大事です。私の場合、地元福岡から出てきた訳で当然友達ゼロの状態から大学生活が始まったのですが、自分が生きていくためにはまず友達をたくさん作らないといけないと強く思いました。私はどちらかというと友達は“狭く深く”というタイプだったのですが、大学に入ってからはとにかく“浅く広く”という事を意識して、とにかく出会った人と人見知りせずに会話をするように心掛けた結果、とにかく友達が増えました。

 これは社会に入ってものすごく役立ちました。誰とでも気軽に話しができるので、新しい会社に入ってもすぐに会社に溶け込んでしまい、周りにあまり気を遣わなくていいので会社での居心地がとてもいいです。とにかく自分から率先して話しかけていく事で先輩方からとても可愛がられます。

最後に

 大学生活はびっくりする程あっという間に過ぎて行ってしまいます。やりたい事は大学の間にやってしまって失敗もどんどんして下さい。勉強は4年で卒業できればいいと思います。

 先日、久々に大学に行ったら全く建物も景色もあまり変わらないのに全く楽しくありませんでした。友達がいないからです。大学に来てただ講義を受けただけで1日が終わるのはとてももったいないしつまらないです。友達とどんどん遊んでください。

 大学生活の中で将来やりたい事がわからなくてもとにかく社会に出て働けば、何かしら自分の進む道が見えてきます。焦るのだけは良くないです。働きながら自分にはどんな仕事が合うのか、こういう事が苦手なのかという自己観察をしていけば更なるスキルアップに繋がるのではないかと思います。産大生はとにかく全力で毎日を突っ走って頑張っていってもらいたいです。

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