清江 恵美 さん

略歴

出身高校 京都文教女子高校
京都産業大学外国語学部言語学科ロシア語専修卒
(株)堀場エステック勤務
(2009年3月現在)

 私は今現在(株)堀場エステックという、(株)堀場製作所のグループ会社に勤めています。
 堀場エステックは半導体業界のメーカーです。
 私の仕事は製品が製造される上で発生するお金(原価)の分析を行っています。
 外国語を使って仕事をする事はあまりありませんが、会社には英語や他言語を話せる方はたくさんおられます。堀場製作所は国内問わず、海外に多くのグループ会社を併設しています。それに伴い、海外出向者の方や海外とやりとりをする部署(海外営業部など)の方々は常日頃から外国語を使われています。又それ以外の人達でも海外からの顧客との商談や、海外グループ会社とのミーティング,テレビ電話会議など、会議中の通用語を英語とする場合もあります。
 私の場合、仕事上はさほど外国語を使いませんが、会社自体が語学教育に力を入れている為に、今年英語電話応対コンテストに会社の代表として出場させて頂きました。
 この大会は財団法人日本電信電話ユーザー協会が主催しており、年に1回行われています。採点基準は英語能力だけでなく仕事上いかに相手に対して良い電話応対が出来るかという印象、マナーがキーポイントになります。
 各地域の大会(京滋奈大会【京都滋賀奈良共通】 大阪大会 兵庫大会 和歌山大会があります。)の上位者達が近畿大会に勝ち進みます。
 この大会に毎年数人の方が代表者として堀場エステックから出場されています。
 尚この大会の上位者は毎年、大手航空会社、ホテル会社などの方々ですが、堀場エステックでは毎年数名の方々が近畿大会で1位となる最優秀賞や2位となる優秀賞などをとられています。私の場合は近畿大会では入賞する事が出来ませんでしたが、京滋奈大会では2位に入賞し優秀賞を頂く事が出来ました。
 一生懸命練習しましたが、その練習にも先輩社員の方々にお付き合いして頂きました。
 この様に会社全体が自己啓発や社員のスキルアップに関して大変協力的で、応援して下さります。



 学生時代、私は3回生の時にオーストラリアに語学留学をしました。その約10ヶ月間は今でも私の人生において宝物の10ヶ月だったと思います。よく、留学するとホームシックになったり文化や考えの違いに驚いたという方がおられますが、私の場合は最初から想像も出来ないぐらい危ない事もありましたし、外国の考えや文化を尊重する部分もたくさんありました。 何より、一番の宝物は海外で出来た友人達です。ヨーロッパ、アジア各国に最高の友人達を作る事が出来ました。社会人になると、本当に休みが無くなりますが、1年に1回思い切って休みを1週間程度とり、各国の友人に会いに行っています。
 今年はイタリア人の友人に会いにイタリアに一人旅に行きました。海外での一人旅となると大変危険な事が伴いますが、一人で世界中を旅して周れる様になったのも、留学中にいろいろな人に出会ったからだと思います。社会人になって会社に入社した時、理に伴わず、え?!と思う事もたくさんありました。学生時代とは違い、自分が嫌な事は嫌だ!とか好きな事は好きだ!とか好き嫌いを言う訳にはいきません。あ〜こんな考え方もあるのだなとか、そういう風に考えればいいのか!!と毎日勉強です。
 この考えは留学中に何度も思いました。留学中に起きた出来事や、出会った人達それぞれの考えの違い方から多くの事を学びました。 外国語学部に入学して良かったと思う事は、語学を専門的に学べた事も一つですが、私の場合は教授に出会えた事が一番良かった事です。特にロシア語専修の教授には、プライベートな相談や、留学前も留学中も大変お世話になりました。
 卒業後も先生達には本当にお世話になっています。先生達の授業を受けられた事が一番良かった事です。
 就職活動をする学生の方々に一つアドバイスですが、どんな会社でもまずは話を聞いてみる事です。自分が興味の無い業務だからといって、選り好みをするのはよくありません。
 それは、自分の可能性を狭めている事になります。会社には本当にいろいろな業務があります。自分には合わないと最初から決め付けるのは良くないでしょう。会社に入ってから自分に合う業務に出会えたりもします。

 とにかく学生時代の間に何事にも挑戦して、多くの方と出会い、いろいろな考えを学んで下さい。きっと社会に出てから、その考えが役に立ちます。
 私がある友人から学んだ事があります。人生何度でもリセットはきくから、悩んでいるならやってしまったらいい。その言葉で何事も前へ進める気がしました。
 今しかない貴重な学生生活!!思う存分に楽しんで下さい!

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