中島 佳司 さん

略歴

1993年 3月 大阪府立住吉高等学校国際教養科卒業
2000年 3月 京都産業大学外国語学部言語学科ロシア語専修卒業
2000年 4月 関西航空貨物ターミナルサービス(株) 入社(関西空港)
2002年 4月 エアカーゴ・ターミナルサービス(株)出向(成田空港)
2003年11月 両社合併によりANAロジステックサービス(株)となる
2005年 2月 国際エアラインサービス(株) 出向 (セントレア)
2008年 1月 関西空港支店関西空港事業部運送サービス部輸出課へ配属
現在に至る
(2009年2月現在)


近況

 在校生の皆さん、こんにちは。

 私は、現在ANAロジステックサービス(株)で働いています。 関西空港で国際航空貨物の運送業務に携わっております。入社後、成田空港や中部空港への業務応援を経て、現在は輸出課に所属し、主に日本から航空機を使って海外へ輸出される貨物の取り扱いに従事しています。

 具体的には、お客様からお預かりした貨物をULDと呼ばれる箱型や板型のコンテナに効率よく積み付けできるプランを考えたり、その積み付けられたULDを、普段皆さんが搭乗される航空機の下部にある貨物スペースや貨物専用機に搭載するプランを考えたりしています。 貨物は液晶テレビやゲーム機、部品といった工業製品などが大半を占めていますが、身近なものではマグロやサーモン、牛肉といった生鮮品や時にはF1カーや海外大物歌手の世界ツアーの舞台道具一式、美術品、牛、馬、イルカ、などの動物等飛行機に搭載できる大きさの物であればたいてい搭載しています。

 当初は高所恐怖症もあり、私は航空機には全く興味がありませんでしたが、いざ近くで働いてみるとすっかり航空機の魅力に取りつかれ虜になっております。初めて航空機を飛ばした時は、感動で震えが止まらなかった事を覚えています。

学生時代

 ロシア語を専攻した理由はこれといってありません。私は当時2浪をしていましたので、とにかく入りやすそうな所はないかと探していたらここにたどり着きました。それでもわからないもので語学を学んでいるうちにロシアへの興味がふつふつとわいて1年間留学を経験しました。

 ロシア語専修は家族のような雰囲気だったので、たくさんのいい思い出があります。ソフトボールをしたり、キャンプをしたり、クラス旅行へ行ったり。中でも、学園祭でピロシキのお店を毎年出展して、クラスメート、先輩、後輩、先生とみんな総出で遅くまで準備していた事は本当に楽しい思い出です。

 また、下宿先にお風呂がなかったので、お風呂に入れさせてもらったり、ご飯を御馳走になったり、色々とお世話になったのでクラスメートには感謝してもしきれません。

 学生時代、ロシア語はほとんど勉強していませんでした。仕事でもほとんど使用しません。

 が何年か前に、ロシアのサーカス団の熊が日本に到着した際に、調教師さんと会話した時は苦い思いをしました。どこで何があるかわからないので少しは勉強しておいた方が良いと思います。

在校されているみなさんへ

 何もしないのは何も起こりません。

 ですから、クラブ活動でも海外旅行でもアルバイトでも何でも良いので行動してください。

 上手く行くときもそうでないときもありますが、経験することは、自分自身を大きく成長させてくれますし、思いがけない発見をするときもあります。また、多くの人とも出会うので、「人」を大事にしてください。学生時代の多くの経験は色々な意味で社会人になってから生きてきますので大切にしてください。

PAGE TOP