植松 千恵 さん

略歴

出身高校 和歌山県立古座高等学校
2009年3月 外国語学部言語学科 インドネシア語専修 卒業
2009年4月〜  (株)第三銀行 勤務

近況





 地元で就職して5年目となり、仕事を任せられるという責任を毎日感じながら過ごしています。色々な年代のお客様に応対する銀行の窓口業務の中で、物事をいかにわかりやすく伝えるかということの大切さを日々感じています。

 

学生時代

 もともと高校時代から海外に興味があったため、外国語学部への進学を考えていました。英語だけでなく他の言語を勉強してみたいと思い、インドネシア語を第二言語で専攻したことのある高校の恩師から「インドネシア語って言葉1つ1つの音が面白いんだよ」と言われたことを思い出し、やってみたいと思ったのが、私がインドネシア語と出会うきっかけとなるものでした。  学生時代を一言で表すと「努力」し、「変化」した4年間でした。入学式のオリエンテーションで左藤先生が書かれた「Coba(挑戦する)」という文字、先生が何度もおっしゃっていた「Cobaの精神」は私の学生時代には欠かせないキーワードです。

 もともと積極的な性格ではなかった私自身でしたが、専攻していたインドネシア語の知識をもっともっと身に付けたいと思う意欲が、私を前向きに変えていってくれました。2回生で初めてインドネシアへ旅行に行き、授業で勉強してきた文化や歴史を実際目の当たりにし、いろんな人と出会い、生きた言語や文化を学ぶ楽しさを知りました。それ以来、休みの度に友人と旅行を計画し、いつの間にか1人ででも友人知人を訪ねて旅行するようになっていました。

 日本語補助員としてのアルバイトでは、インドネシア人やマレーシア人児童の学習のお手伝いをする中で、日本語がまだわからない子供たちにどうやったらわかってもらえるだろうと頭を抱えることも沢山ありましたが、色々な伝え方を試み、言葉や文化の魅力を再認識できるものとなりました。

 そして学生時代に知り合った留学生の友人やその家族、ホストファミリー、あらゆる場面で築いた人とのつながりは今現在でも深くつながっています。またみんなに会いたいと思えることが今の私の原動力となっています。

 

後輩へのメッセージ

 大学時代というのは、言い方次第では自由な時間とも言えますが、自分の行動次第では有意義に過ごせる大切な時間です。授業一つをとっても、楽を選ぶのではなく、少しでも興味があるものについては是非履修してみてください。勉強だけに限ったことではありませんが、やってみるということが必ずみなさんのプラスになるはずです。

 日常生活の中で「選択」する場面はこれから何度も出てくると思います。そして誰もが人間なので、選んだこと・選ばなかったことを後悔するかもしれません。しかし後悔だけで終わってしまうのであれば、その選択はそこまでです。自分の選択がよりよいものになるために行動できるのも、みなさん次第だと私は信じています。インドネシア語専修の先生方は家族のように温かく、その恵まれた環境の中で、私の大学生活を今振り返ると後悔するものは何一つありません。

 私自身留学の経験はありませんが、留学する友人や後輩に向けて「今しか出来ないことを目一杯してきてね。」と見送っていました。今しか出来ないこと、今だから出来ることがみなさんの大切な時間の中にも沢山あるはずです。学生生活はあっという間です。どんなことにでもCoba(挑戦)してみなさんの将来に繋げていって下さいね。

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