和田 成未 さん

略歴

2010年3月 外国語学部言語学科ロシア語専修卒
勤務先 オムロン株式会社
(2010年7月現在)



近況

 みなさん、こんにちは。
 2010年4月からオムロン株式会社野洲事業所で総務の仕事をしています。

どんな学生生活を送っていたか

 授業を受けること、京産大が楽しく、休むことなく大学に来て授業を受けていました。 入学当初は「なんて難しい言語を選んでしまったんだろう」と思い、授業を聞いてもちんぷんかんぷんなことが多かったです。その反面、理解できなくてもロシア語を見たり聞いたりすることは好きでした。そんなわけで教育テレビのロシア語会話を見たり、インターネットでロシア語の海外放送を聞いたりしてロシア語に触れるようにしていました。あまり勉強している感覚もなく、楽しめました。苦手意識を持っていましたが、少しずつ理解できるようになり、ロシア語が好きになりました。

 京産大での四年間のメインは授業とボラ活(ボランティアセンターの活動)でしたが、 一番印象に残っていることは、2回生のときにサマースクールに参加したことです。生まれつき手足が不自由で車椅子の私は、参加するべきかどうか悩みました。悩んだ末、今がロシアに行けるチャンスだと思いました。

   サマースクールの間、ロシアが日本よりもバリアフリーが進んでいなかったこともあり、一緒に参加したクラスのみんなに身の回りのほとんどのことを手伝ってもらいました。みんなには本当に負担をかけてしまいました。でもふり返ってみると、ロシアに行ったことが契機となって、視野も広がり、物事の捉え方も変わりました。ロシアに行って感じたことや、新たに考えるようになったこともたくさんありますし、観光したところ、食べ物など・・・・思い出してみると「本当にロシアに行けて良かった、嬉しい」と心から思います。
 4年間、京産大で過ごせたこと・・・お世話になった先生、職員さん、周りのみんなに感謝しています。 

外国語学部で学んだことが、どのように活かされているか

 日常の業務でロシア語を使うことはないですが、外国人研修生が企業見学で事業所に来ることになったときのことです。研修生にロシアの人がいることがわかり、資料をロシア語に訳すことと見学の際の対応を任されました。
 見学当日はボキャブラリーが足らないこと、卒業してからロシア語を話す機会がなかったこともあり、うまく説明できず苦い思いをしました。今でも後悔しています。でも、もうロシア語を話す機会はないかもしれないと思っていた私にとっては本当にびっくりし、本当に嬉しかった仕事でした。資料を露訳する際はロシア語専修の先生に添削していただきました。改めてアットホームで先生との距離も近いロシア語専修で勉強できてよかったなと思っています。

メッセージ

 他の言語に比べて、ロシア語を専門に勉強していたという人は少ないと思います。
 ロシア語を使う仕事もまだ少ないかもしれませんが、いつどこで活かせるチャンスがあるかわかりません。これからも自信を持って勉強していってください。そしてぜひ一度はロシアに行ってみてください。
 4年間は長いようであっという間です。とにかく後悔しないように「やってみたい」とか「やってみよう」と思ったことにはどんどん挑戦して、楽しんで学生生活を送ってください。

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