文化学部聴覚文化セミナー 音楽文化論特別講義コンサート2011 開催
フランス古典の優美な舞曲〜ルイXIV世時代の器楽曲〜
文化学部において聴覚文化セミナーおよび音楽文化論の特別講義とし、コンサートを神山ホールにて行います。
音楽文化論の受講生だけでなく、文化学部の学生や本学の皆様、一般の方に参加いただけます。
「太陽王」と言われ自らも衣装を着けてバレエを踊ったフランス国王のルイXIV世(在1643〜1715)の頃,王立舞踏アカデミーや王立音楽アカデミーが創設されるなど文化政策が推し進められました。またヴェルサイユ宮殿が建設され,王室の楽団として宗教音楽を担当する宮廷礼拝堂楽団(シャペル),音の小さな楽器から成り歌手も含む室内楽団(シャンブル),音の大きな楽器から成る野外の大厩舎楽団(エキュリ)が,華やかかつ優雅な音楽を奏でていました。
これらは「フランス・バロック」とも呼ばれますが,バロックの発祥地イタリアに縁のあるフランス人音楽家が多いにもかかわらず,重厚な様式を取り入れずに踊りとも結びつき,装飾が多く優雅で軽やかなロココ様式という独自な世界を築いたこともあって,「フランス古典音楽」という言い方もなされています。
本年度は,ルイXIVの前で演奏されたであろう,華やかな装飾に彩られた軽やかで優雅な舞曲の数々を楽しんでいただければと願っています。
末筆ですが,本特別講義コンサートをいつも支援して下さる文化学部の皆様に感謝申し上げます。(文化学部 竹内 茂夫)
日時 | 2011年7月2日 (土) 開演14:00(開場13:30) |
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場所 | 神山ホール大ホール |
対象 | 本学関係者・一般 (参加無料・申込み不要) |
曲目 (予定) |
J. M. オトテール :トリオソナタ第5番イ長調 E. C. J. ド・ラ・ゲール :組曲第3番イ短調より P. ド・ラヴィーニュ:ソナタ第6番ト長調 M. マレ:トリオソナタ第2番ト短調より 他 ※曲目は予告なく変更される場合がございます。 |
演奏者 | 諳讚陣☆薔薇2(あんさんぶる☆ばらばら) 竹内 茂夫(リコーダー) 岡林 鮎美(バロック・ヴァイオリン) 岡林 淳子(チェンバロ) |
連絡先 | 竹内 茂夫(京都産業大学 文化学部准教授) E-mail:atake★cc.kyoto-su.ac.jp ★を@に変更してお送りください。 |
後援 | 京都産業大学文化学部 ※文化学部事務室へのお問い合わせはお控えください。 上記アドレスに直接お問い合わせください。 |