結果分析・授業計画/改善に向けての取り組み(平成25年度 秋学期)

1.結果の総評

 平成25年度秋学期は、春学期と同様に文化学部教員の全担当科目(136科目)を対象に学習成果実感調査を実施した。調査実施科目は計87科目である。回答者数は2,764名、該当科目全履修者数に対する回答率は47.8%である。授業の出席率については、80%以上出席した者が69%であり、大学全体の平均より僅かに高い。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

  1. 今回は調査実施率(実施科目数/対象科目数)が64%にしか達せず、春学期の83.24%に比べると、かなり低い。設問6(「身につく力」が受講前に比べ、身についた」)の実施率は100%であるが、回答率は低かった。
    「身に付く力の」の具体的内容については、各教員が板書や口頭で指示する」となっているが、その指示が行われなかった科目が多く、学生が回答しにくかったのではないかと推測される。
    全教員に対する設問6の回答の平均値は5段階評価で3.97、講義科目、演習科目、言語・情報処理科目の授業形態別に見ると、それぞれ3.79、 4.31、3.82である。いずれも春学期よりは若干の改善が見られる。講義科目がやや低いことが引き続いての課題である。
  2. 設問4(「異文化や自文化に対する興味・関心が高まったり、理解が深まったりした」)
     に対する出席率80%以上の者の回答は、「強くそう思う」及び「そう思う」を合わせると、78%である。また、設問5(「総合的に見てこの科目に満足しているか」)に対する出席率80%以上の者の回答は、「強くそう思う」及び「そう思う」を合わせると79%であり、春学期に比較して、6〜8ポイント上昇した。

3.2の各項目についての改善計画

 今回は、何よりも調査実施率が低下したことが問題である。
 今後は、教授会やワークショップ等で専任教員の意識向上に努める。「身に付く力」については、改善の傾向が見られるが、引き続き講義科目においては教員・学生間の双方向性の高い授業を行うことで、教育の質の向上に努める。

改善に向けての取組(平成25年度 秋学期 初年度教育の在り方について )

改善に向けての取組(平成26年度 秋学期 初年度教育の在り方について)

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