オープンキャンパス模擬授業報告

 8月3日(土)・4日(日)に本学でオープンキャンパスが開催されました。経済学部では受験生を対象に模擬授業を実施。模擬授業を実施した先生のゼミに所属する学生がその様子をレポートしてくれました。

学生レポート1

「スマホを分解すると京都が見える?!」

 3日のオープンキャンパスでは、「スマホを分解すると京都が見える?!」というテーマで午前午後を通じて多くの受験生の参加がありました。

 京都の産業といえば、西陣織や京友禅などの染織分野や、京仏具や京扇子、清水焼などの工芸分野による伝統産業のイメージがありますが、実は、ハイテク産業も多く活躍しています。今回の模擬授業では活躍事例としてスマートホンを用いました。
 普段何気なく使用しているスマートホンを分解してみると、多くの部品が京都の企業によって製造されており、中には世界シェアNo.1を誇る企業も存在するという話に受講生は興味津々でした。
 また、どうして京都からハイテク企業が誕生するかについても「知恵インフラ」の概念から大学の役割について紹介し、“学生の町 京都”と“企業の誕生”の関係性について学びました。

記事:大西ゼミ所属 東中美樹さん(3年次生)

学生レポート2

「経済ゲーム実験で学ぶ市場と政府の役割」

 4日は「経済ゲーム実験で学ぶ市場と政府の役割」をテーマにした授業で多くの受験生の参加がありました。
不景気で悩む企業主Xさんが利益を増やす為に人件費を減らすべきか、増やすべきかを経済学のゲーム理論を用いて解説する授業が行われました。
ライバル企業主のYさんの出方も考え、人件費をどうするのかを考える為、受講生は真剣に、友達と相談しながら頭を悩ませていました。
代表で数人の受講生が全体の場で自分が選んだ選択を発表してくれました。
これはゲーム理論で最も有名な「囚人のジレンマゲーム」というもので、裏切りと協力という選択肢を用いて、どちらの選択が自分にとってプラスなのかを考えます。
飯田先生はこの理論を用いて、企業や個人の合理的な動機や市場の失敗と政府の働き等を経済学の初心者にも分かりやすく丁寧に説明されました。

記事:飯田ゼミ所属 曽田涼太さん(4年次生)

個別相談

 今回オープンキャンパスに参加された方や、この記事を読んで経済学に興味を持った受験生がたくさん入学されるのを心からお待ちしています。
当日は、この二人の学生が個別相談にも参加。受験生への質問に対応しました。

 今後のオープンキャンパスは8月17日(土)・9月15日(日)に実施されます。

 経済学部では8月17日(土)に「「スポーツ・エンターテインメント産業の経営を経済学で考える」・「芸能界のトップスター誕生を経済実験を通して考える」、9月15日(日)に「地球温暖化の経済学」をテーマに実施します。

 多くの受験生の参加をお待ちしています!

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