ゲストスピーカーによる英語の講演が実施されました(「経済史入門B」)!

玉木教授(左)、ヴェナリス氏(右)

 10月18日(木)「経済史入門B」の授業でカンボジア人による英語の講演が行われた。

 玉木教授の知己でもあり東南アジアの国際関係の専門家であるチャン・ヴェナリス氏がメコン川流域の経済問題を解説。すべて英語での講演であったが、玉木教授の通訳も挟みながらの1時間、受講生をはじめ聴講に来ていた大学院生・教員は熱心に聞き入っていた。

 メコン川流域はアジアの多くの国の人々の生活領域でもあり、近年のダム開発などによる経済発展が進む一方で、水の流れの変化で魚が取れなくなるなど地元の人にも大きな影響を与えている。こうした問題の対策には政府レベルでの取り組みだけでなく、近年のソーシャルネットワークの発展で若者の声も大きな役割を担うことができるとの話に受講生は聞き入っていた。

 講演後の質疑応答では、「日本政府はメコン川流域の発展に寄与しているのか」、といった質問が学生から英語で行われるなど、終始白熱の授業となった。また、「メコン川にはどんな魚がいるのか」といった英語での質問にも「catfish(なまず)」や「dolphin(イルカ)」といった答えが返り、授業終盤の教室は和やかな雰囲気に包まれた。

 国際的な舞台で活躍する氏の講演に学生は非常に大きな感銘を受けていたようである。

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