金融論Bの授業で日銀京都市店渋谷支店長による特別講義

 12月9日、金融論Bの授業で「日本経済の現状・課題と金融政策」というテーマで、日本銀行京都支店・渋谷康一郎支店長による特別講義が行われました。

 東日本大震災や阪神淡路大震災の時の日本銀行の対応について説明を受け、普段は意識することのない日本銀行の活躍によって安定した経済活動が支えられていることを改めて実感しました。また、大学生のうちに英語力を磨く必要性についての渋谷支店長のアドバイスには、学生たちが頷きながら聞き入っていました。

 東日本大震災やタイの水害後の力強い生産活動の復調について伺った学生からは、「欧州危機という不安要因はあるものの、今後の日本の経済状況に希望が持てた」という声があがりました。一方で、低金利や増加する赤字国債の増加に、「日本の金融政策が今後も正常に運営されていくのかについて心配だ」という意見も出て、金融政策についてじっくり考えるよい機会となりました。

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