国際ワークショップ「日本・フィンランド戦後の経済の比較」の開催

 京都産業大学は、2007年にフィンランド・ユヴァスキュラ大学と大学間協定を結び、2年前から学生間の交換留学を開始しています。さらに経済学部では、2009年に田中寧教授と・玉木俊明教授がユヴァスキュラ大学で授業をおこない、朴勝俊准教授がセミナーに招聘されました。ユヴァスキュラ大学からも昨年は3名の先生が本学で研究発表されるなど、教育面・学術面で活発な交流を行っています。

 今回は、ユヴァスキュラ大学からヤリ・オヤラ教授を代表とする総勢10名の研究者が来日し、本学経済学部の教員7名を中心とする9名の日本人研究者と「日本・フィンランド戦後の経済比較」に関する国際ワークショップを11月1-2日に開催しました。

 日本とフィンランドは国の規模はまったく違いますが、両国とも急速な経済発展を遂げ、一人あたりのGDPや教育水準が高い点では似ています。本研究会ではこの二国の第二次世界大戦後の経済発展を様々な分野から分析し、各章を日本人とフィンランド人がペアとなり担当しそれを一冊の本としてまとめ、英語と日本語で出版する計画を立てています。今回の国際ワークショップはそのために開かれたもので、すべて英語で、非常に活発な議論が交わされました。

 来年は、本研究報告の出版に向けて今度は日本側がユヴァスキュラ大学を訪問し、第2回の国際ワークショップを開く予定です。

 経済学部は積極的に国際化に取り組んでおり今回のワークショップはその一環として行われました。このような国際交流は今後さらに活発になるものと思われます。

国際ワークショップ「日本・フィンランド戦後の経済の比較」の開催
国際ワークショップ「日本・フィンランド戦後の経済の比較」の開催

国際ワークショップ「日本・フィンランド戦後の経済の比較」の開催
国際ワークショップ「日本・フィンランド戦後の経済の比較」の開催

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