【岑・菅原・田中・福井・藤野ゼミ】
ISFJ日本政策学生会議で研究成果を発表

 2009年12月12日(土)於:慶応義塾大学〜13日(日)於:明治大学において開催された、ISFJ日本政策学生会議の締め括りである政策提言会に、本学から岑ゼミ・菅原ゼミ・田中ゼミ・福井ゼミ・藤野ゼミの有志の学生(総勢26名)が参加し、全国の国公立・私立大学の学生や、実際の政策立案に携わる官僚やシンクタンク職員などの実務家の方々の前で政策提言を行い、高い評価を得た。

 ※ISFJ日本政策学生会議とは、学生の提言で未来を創ることを目指して活動する学生主導の非営利政策シンクタンクで、政策シンポジウムや政策フォーラムといった活動を通じて、学生の考えを社会に向けて発信している。そして、その柔軟な考えを多くの人に伝え、広めることで、日本全体へインパクトを与えることを目標としている。

 2009年の政策フォーラムには26大学57研究室の総勢527名が参加。ISFJ自体は6月の第1勉強会に始まり、8月の政策シンポジウム、10月の中間発表会と合計6ヶ月ほど続く長丁場の活動である。

 今回は、発表後実施したアンケートをもとに、今年度ISFJに参加したゼミ生の活動を追った。

ISFJ参加の動機

  • ゼミ仲間との思い出作りのため。
  • 大学生の本業である学業面でなにか成果を挙げたいと思ったから。
  • 「大学生から社会に対して積極的に発信し、よりよい社会の実現を目指す」というISFJの目的に共感したから。
  • 文章作成が苦手で、これを機会に改善できるかと思ったから。

 参加の動機は学生それぞれであったが「大学生として、何かを残したかったから」という意見が多かった。

ISFJ参加にあたり、準備はどのようにすすめましたか?

  • 1人2冊程度の参考書を読む、過去の論文を読む、インターネットで調べるなどで知識をつけた。
  • 調査、分析、研究等役割を分担し、週に何回か集まったときに、それぞれの担当の成果を集約した。
  • 先生にアドバイスを頂きながら、進めた。

 どのゼミでも、うまく役割を分担して進めていた。本番が近づくにつれ、毎日のように集まるようになり、遅くまで論文の作成に頑張っている姿は、事務室からもうかがえた。
 また、ISFJ本番直前、参加学生の代表者たちは、学長に挨拶をしたいと申し出て、学長もこれを快諾された。学長からは、「日頃の成果を発揮してくれることは大変うれしい。隣の発表の方が凄そうに見えるかもしれないが、皆同じ大学生だと、気合で頑張って欲しい。」と激励を受け、最後に学長、柿野学部長と順番に握手し、健闘を誓った。

ISFJに参加して得たもの、学んだものは何でしょうか?

  • 論理的に考える力がついた
  • ゼミや大学の枠を超えたたくさんの仲間
  • 決められたルールに則り、仲間と協力して1つのものを作り上げるという仕事に似た経験を得た
  • 文書力、論文の構成力、プレゼンテーション能力
  • 相手にわかりやすく伝える力、相手の意見を聞く力

ISFJに参加した一番の思い出は何でしょうか?

  • 他大学の学生と交流したこと
  • 発表で東京に行ったこと
  • 仲間と夜遅くまで議論したこと
  • 過密スケジュールの中、次々とでてくる課題に1つ1つ立ち向かって、論文を完成させたこと

 得たもの、思い出ともに、多くの学生が「仲間と1つのものを作ったこと」を挙げている。また、本学のみならず、他大学の学生と交流する機会もあるため、大学の枠を超えて交流できたことも思い出に挙げており、論文を作る力もさることながら、「人との繋がり」の面で得たものが多いようである。

ISFJの感想、経済学部の後輩にメッセージをお願いします。

  • 学校の講義だけでは学ぶことのできないたくさんのことを学べました。
  • 楽しいことばかりではないですが、他大学の人とも交流ができたり、毎日遅くまで調べ物をしたりと、今となってはいい思い出で、達成感で一杯です。
  • 先生やゼミ生、企業の人など、多くの人を巻き込んで取り組むことができました。その結果、人との付き合い方や新しい発想、異なる価値観との出会いなど多くのことを学べるいい機会となりました。
  • やっていて皆が1つになれた気がするし、とても充実していました。普段のゼミとはまた違う経験を得られると思います。
  • 自分を成長させるいい機会です。ぜひ挑戦してください。
  • これまでなんとなく見ていたニュースを見る目が変わります。経験して損はないと思うので、ぜひ参加してみてください。

 感想で最も目についたのは、「達成感」であった。大学の授業、部活動、アルバイトなどの合間をぬって、ISFJの勉強、論文作成。提出間際には、10時間ほどパソコンとにらめっこする日々が続き、徹夜した日も。異なる価値観からの意見の対立もあったようで、決して楽な取組みではなかったはずである。奮闘の結果、賞はとれなかったものの、そのような経緯があっただけに、終わった時の達成感、論文の作成方法等、得るもの、学ぶものは多かった。 また、経済学部としても、参加学生たちの一連の努力を称え、表彰状を贈呈した。

自分の成長に、自分の勉強に、「形」として残る思い出作りに。後輩のみなさんもISFJへ参加してみてはいかがだろうか。

学長から熱い激励が

学長から熱い激励が

健闘を誓いました

健闘を誓いました


堂々とした発表です(1)

堂々とした発表です(1)

堂々とした発表です(2)

堂々とした発表です(2)


堂々とした発表です(3)

堂々とした発表です(3)

発表会場にて 達成感に溢れています

発表会場にて 達成感に溢れています


学部長から表彰状が送られました

学部長から表彰状が送られました

各ゼミ担当の先生方と

各ゼミ担当の先生方と


最後に、感想を語り合ってもらいました

最後に、感想を語り合ってもらいました


PAGE TOP