結果分析・改善計画(平成24年度 春学期)

1.結果の総評

 演習および実習の授業に対して、コンピュータ理工学部では積極的にTAや補助員を活用しており、それが功を奏している調査結果が得られている。演習および実習の授業に限らず、プログラミングなどを含む実習を取り入れた講義形式の授業にも補助員を活用しており、それが有効な結果(90%以上が講義を進める上で役に立ったとの回答結果の授業があること)が示された。また、自由記述欄へと書き込みをする学生が多く、この学習成果実感調査の形式が役に立っている。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 学生の自宅学習が低い結果にとどまっている。2単位の学修量は90時間であること(1セメスタで2単位の授業には、毎回の授業の前後に4時間(予習2時間+復習2時間)の学修が必要であること、すなわち、予習2時間+授業2時間+復習2時間、計6時間を15回、総計90(=6×15)時間になること)を学生が周知徹底をしていない調査結果となっている。

3.2の各項目についての改善計画

 学生の自宅学習を促すためにも、教員からのmoodleフィードバックやメール返信そしてレポート返却などを介して、学生の学習意欲を堅持しながら、さらに積極的に課題(宿題)などを出すことにより、学生の自宅学習を促す施策をとることが肝要である。
 この学習成果実感調査には直接的に現れないが、コンピュータ理工学部では14号館の自習室(14101)を利用して、週2回、5限と6限の2限続きの修学サポート(通称:寺子屋)を行っており、上級生の補助員(大学院生および4年次生)が下級生の指南をする場を設けている。
http://info.cse.kyoto-su.ac.jp/?page_id=6
 昨今、様々な企画を行い、多くの学生が利用している。この寺子屋での学習も、学生の自宅学習として位置づけてよいと考えられる。今後の学習成果実感調査の際には、その旨を反映するような策を講じて、学生の自宅学習量の推移を注視する。

4.備考

 TAや補助員の活用が一定の成果をおさめているので、講義形式の授業であってもプログラミングなどを含む授業に対して活用を行いたい。予算面でこれまで以上の配慮(補助)を望む。

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