結果分析・授業計画/改善に向けての取り組み(平成26年度 秋学期)

1.結果の総評

 経営学部では1年生向けの「イントロダクトリー科目」および「イントロダクトリー科目以外の講義科目」についてアンケート調査を行った。設問7「総合的に見てこの科目の履修に満足している」の学部平均(出席回数80%以上を対象)において、イントロ科目では3.94、イントロ科目以外の講義科目では4.10であり、おおむね満足できる調査結果となった。その他の項目については、今後精査して改善を行いたい。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

(1) イントロ科目およびイントロ科目以外の講義科目の共通課題

  • 「身に付く力」が実感できたかということに関連して教員独自の設問を設定している教員が少なかったこと。

(2) シラバスの改善

  • 受講するにあたり「シラバスを読んだ」との問いに対してイントロ科目で4.07(全学平均3.91)、イントロ科目以外の講義科目では4.22(同、3.91)と何れも全学平均を上回っている。また別の設問「シラバスを参考にした」との問いに対してイントロ科目では4.05(同、3.88)、イントロ以外では4.16(同、3.88)と何れも全学平均を上回った結果となっている。経営学部では全学的なシラバス内容の変革の動きに連動する形で、教務委員を中心に各教員のシラバスの精査を行って質の向上に努めている。加えて、講義中にシラバスの重要性を学生に説くよう努めている。アンケート結果からは徐々に成果が出つつあることが伺えるが、納得した受講に繋げるよう、今後さらにこの数値を高めていく必要があろう。

(3) 企業や社会とのつながり

  • 設問6で「企業や社会とのつながりを意識しながら受講することができた」との回答がイントロ科目で3.99、イントロ以外で3.97であった。決して低い数字ではないが、実学重視の経営学部としては更なる向上を図りたい。

3.2の各項目についての改善計画

上記2-(1)について

  • 本アンケートの趣旨を再確認するとともに、教育改革に対する教員のモチベーション向上に努めたい。

上記2-(2)について

  • 講義内容を事前に把握せずに受講するとニーズのミスマッチが発生し、講義に対する不満足要因になりやすい。このことを避けるために、入学時のオリエンテーションにおいてシラバスの重要性を説くとともに、初回授業でシラバスの内容を十分に説明するように心がける。

上記2-(3)について

  • 上述の通り。

改善に向けての取組(イントロダクトリー教育における教育の質保証)

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