実習報告 大阪大学日本語日本文化教育センターでの授業見学を実施

 11月11日(火)、外国語学部開講の「日本語教授法」および日本語に関する「演習」の履修者が、大阪大学日本語日本文化教育センターが実施している「日本語・日本文化教育研修共同利用拠点事業」に参加し、同大学開講の留学生の日本語クラスを見学しました。

 同センターでは、世界中からの多くの留学生が日本語や日本文化を学んでいます。本学の学生は、国費学部留学生や交換留学生を対象とした「日本語」「日本事情」のクラスに参加しました。授業の様子を熱心に書き留めながらも、疑問に感じたことなどを授業のあとで担当の先生に質問する学生や、実際の留学生の作文を閲覧させてもらう学生もいるなど全員積極的に見学し、日本語学習の実際を知ることができました。また、見学のあと、同じように見学に来ていた他大学の学生と合同でフィードバックを行い、それぞれが見学した授業の感想や意見を交換しました。学生からは、「4月に日本に来たばかりの学生が、多くの漢字を正確に使って難しい文章を書いていて驚いた」「日本と留学生の国との事情を比較しながら授業がなされていて、参加していて勉強になった」との感想も出ました。なかには「留学生はボールペンで字を書く人が多いようでしたが、日本語の先生はやはり(日本人と同じように)鉛筆書きを指示するのでしょうか」といった質問も。丸一日たっぷりと授業を見学し、参加者一人一人がそれぞれに日本語教育の現場を肌で感じることができたようで、これをきっかけに、「日本語を教えることを将来の仕事として考えたい」といった学生もいました。それぞれがこの経験を活かして、今後の進路につないでいってほしいと思います。

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