魂を込めた突きで目指す世界一。 観る者の心を揺さぶる活躍が 空手競技の“未来”をうみだす。

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    荒賀 龍太郎さん

    (2013年経営学部 卒)

【むすぶ人】荒賀 龍太郎さん(2013年経営学部 卒)

空手日本代表として世界で活躍する荒賀選手。目にもとまらぬ速さの突きを武器とし、本学在学中には全日本空手道選手権大会で2度の優勝を飾っている。彼が在籍した空手道部では、日本でもトップクラスの実力を誇る選手が集まり、日々鍛錬に励む。選手の強さと精神力を支えるのは、個人の主体性を重んじ、学業も手を抜かないスタイル。己の信念を貫き世界を舞台に活躍する彼の姿は観る者の心を揺さぶり、後輩部員たちのやる気に火をつける。また、国内では競技としての認知が低い空手界をさらに盛り上げたいと、イベント等で演武を披露する活動も行っている。選手として、指導者として、伝道師として。人格者として周囲からの人望も厚い日本のエース・荒賀選手の活躍が、空手界のこれからを切り拓いていく。

日本代表として活躍されている荒賀さんですが、空手界を盛り上げるためにはどんな活動をされているのですか?

荒賀さん:一般の方にも空手とはどんなものかを知ってもらうために、試合形式のデモンストレーションを行うこともあります。現在、空手は海外ではとても有名で、特にヨーロッパでの人気が高いです。世界大会などは会場も満員になりとても盛り上がるのですが、残念ながら日本国内ではそこまでの盛り上がりはないんですよね。空手をやっている人や馴染みのある人しか観に来られない。多くの人にとって、空手は瓦割りなどのイメージが強く、実際に私たちがやっているような空手道を知っている人は少ないのが現状です。そういったイメージをどんどん変えていって、空手道といえば「形」と「組み手」の2種目があって…ということをいろんな人に知ってもらい、メジャーなスポーツにしていきたいですね。また、2020年の東京オリンピックの追加種目の候補として空手も名前があがっていますから、今後より盛り上がっていくことを期待しています。

全日本チャンピオン 荒賀 龍太郎さん
経済学部 4年次 宮本 崇史さん

現在は指導者としても活動されていますが、今の京都産業大学生の印象は?

荒賀さん:学生たちの指導もしていますが、もちろんまだまだ現役なので、練習に一緒に参加しながら気付いた点があればアドバイスしています。今の京都産業大学生は、私が現役だった時に比べるとチームとしても強いですし、現実的に全日本優勝を目指せるメンバーだと思っています。実際、男子の組み手だけなら、日本で一番ナショナルチームのメンバーが多い大学。日本一を目指す練習が十分にできる環境を作っていただいている点に関しては、感謝の一言ですね。私も学生も、試合で結果を出して大学に恩返しができたらいいなと思っています。

宮本さん:本学の空手道部は少数精鋭。一人ひとりのレベルが高いので、自分もそのレベルについていこうと奮い立たされます。荒賀先輩とは1年生の頃から練習でよく組ませていただいていたのですが、世界のトップスピードを肌で体感させてもらえたのはとても大きかったですね。練習するときも荒賀先輩と組むイメージで練習するようになり、速さを意識した練習ができるようになりました。

荒賀さん:私が在学中の4年生の時に、大学として3回目、10年ぶりに全日本選手権で団体戦優勝をすることができたんですが、その経験によってチームとしてもより結束が固まったので、今のチームにもぜひ味わってもらいたいですね。指導する者として、学生の団体優勝は大きな目標です。

大学で過ごした4年間はいかがでしたか?

荒賀さん:空手道部としては、今の部のレベルには及ばなかったですが、それでも先輩や同期たちと毎日練習に励んでいました。その結果、全国優勝を経験できたので、喜びも大きかったですね。大学の雰囲気も、強制されるのではなく個人の主体性を意識して練習を進める環境だったので、練習ものびのびと楽しくできていました。もちろん勉強はおろそかにしないように、授業にはしっかり出席してまじめに取り組んでいました。空手だけを頑張っていても、伸びしろは限られていると思うんです。普段の生活や勉学など、他のことにも力を注ぐことによって空手にも集中できたのだと思います。空手は格闘技ですから、精神的な成長もすごく大切。両立することによって、そういった面も鍛えられたと思います。

宮本さん:私も昨年、関西地区の団体戦で初めてライバル校に勝つという経験ができました。1年生のころからずっと勝てていなかったのでとても嬉しかったです。私自身はその試合には出られなかったのですが、チームとしても目標でもあったので、荒賀先輩の言うように団結力は強まったと思います。強豪の部活動は上下関係が厳しくて、後輩は先輩に良くも悪くも恐怖心を持っていたりしますが、うちはそこまで厳しくなくて。後輩から先輩に話しかけたり相談したり、交流があるのがとても良いなと感じています。

荒賀さん:今でも連絡を取り合って、先輩後輩でご飯に行くなど縦のつながりもあります。卒業してからもこうやって繋がっていくのはこの大学の良さだと思います。

今後の目標は?

荒賀さん:今年10月に世界選手権があるので、優勝を目指して頑張りたいです。これまで二大会連続で決勝で負けているので今年こそは、と。決勝の舞台に立って、そこで力を出し切って勝てるように頑張ります。あとは2020年の東京オリンピック。出場できるとしたら年齢的にも最後になるかもしれないので、空手人生をかけて、金メダルを目指して頑張りたいです。

宮本さん:11月に全日本の団体戦があるので、そこで優勝するのが今の目標です。対戦相手のことをリサーチしたり、弱点を強化して臨みたいです。

※掲載内容は取材当時のものです。

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