産学連携教育に関する国際会議「WACE第19回 世界大会」が本学で開催

2015.08.21

 世界各国の産学連携教育の先進事例の報告やセッションを通し、産学連携教育のあり方を考える国際会議、「WACE(ウェイス:世界産学連携教育協会)第19回世界大会」が、8月19日〜21日の3日間、日本で初めて本学で開催された。

 日本をはじめ、ヨーロッパやアメリカ、アジア、アフリカなど世界24の国と地域から大学、高校などの教育、企業、行政などの関係者約600人が参加し、「グローバル社会を生き抜く力の育成をめざした産学連携教育の確立に向かって」をテーマに世界各国の産学連携教育の先進事例の報告やセッションなどが行われた。

 大会初日の基調講演では、富士ゼロックス株式会社 山本 忠人 代表取締役会長が富士ゼロックスグループで実施しているインターンシップやPBL型の就業体験などの成果について企業視点で考察を行った。また、ジャパンプログラムとして「産学連携の長期インターンシップ」に先進的に取り組む新潟大学や本学の事例を、企業・学生・大学のそれぞれの立場から報告した。また、分科会など、参加国の産学連携教育の取り組みが報告され、活発な議論が繰り広げられた。

 この大会には学生有志32人が「京輪(きょうわ)」を結成し、彼らを中心に海外からの参加者の案内などの運営サポートや「打ち水」「茶道」「武道」などの日本文化の紹介を行い、参加者をもてなした。これらの学生の活躍は、最終日となる21日に、参加者のスタンディングオベーションにより称えられた。
WACE CEOのオープニング公演の様子
分科会の様子
参加者のスタンディングオベーションの様子
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