KRP-Week 2015 講演「京都産業大学 神山天文台における装置開発と人材育成:補償光学装置の開発事例」を開催

2015.08.07

 8月7日、京都リサーチパーク(京都市下京区)にて、本学神山天文台の藤代 尚文専門員によるKRP-Week 2015 講演「京都産業大学 神山天文台における装置開発と人材育成:補償光学装置の開発事例」が行われ、25人の参加があった。

 講演では、藤代専門員が現在神山天文台で取り組んでいる補償光学装置(※)の開発について、「学生主体」や「産学協働」を軸として、学生や企業との共同開発事例を交えながらわかりやすく説明があった。

 また、神山天文台で研究を通して行う学生の育成という観点からは、即社会に出て現場で活躍できる学生をいかにして育てているのかという点について、研究者がサポートしながら基礎設計から素材の発注、組み立てに至るまでを学生自身が行っていること、そうして作られた各種観測装置は世界に通用する性能を有していることが説明された。

 講演会終了後には参加者より質問が寄せられるなど、非常に充実した講演会となった。


※補償光学装置:大気の揺らぎによって発生する星の像の乱れを補正する装置。神山天文台では世界でも通用する小型で安価な装置を藤代専門員が中心となって開発している。
講演の様子 
藤代専門員より、補償光学についてわかりやすく説明がされた
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