「2015年度 私立大学図書館協会西地区部会 京都地区協議会 第1回研究会」開催

2015.07.03

 7月3日、図書館ホールにて「2015年度 私立大学図書館協会西地区部会 京都地区協議会第1回研究会」が開催された。大学図書館の改善発展を図ることを目的とし、これに関する調査・研究などを行っている「私立大学図書館協会」に加盟している各私立大学の職員が集まり、学修支援の向上のために情報共有を行った。

 研究会の前半は、同志社大学 学習支援・教育開発センター事務長 井上 真琴さんを講師に迎え、「学習支援に生き残りの途を探る—大学図書館(員)のひとつの未来—」をテーマに講演が行われた。井上さんはアクティブ・ラーニングについて言及し、データベースを利用して検索することについて、「情報源を教えているだけではなく、そこから何を得るのか、本当に使えるような新しい知識を関連付けて覚えていくことが重要」と述べ、学ぶとは、学修支援とは何なのかを問いかけた。

 後半は、グループに分かれて所蔵している資料の活用法や、学内展示についてなどの話題、図書の除籍についてなど、各図書館の課題点や取組についての情報共有を行った。各グループには、ファシリテータが1人ずつ加わった。図書館所属ボランティア団体「ビブリア」の学生スタッフ、コーオプ教育研究開発センターF工房所属の学生ファシリテータ、図書館職員らが事前研修を受けた上でファシリテータとして参加し、議論の進行役を担った。

 大学職員からは「学生が図書館に何を求めているのかを聞きたい」という意見や、利用者の立場で参加した本学の学生ファシリテータからは「自分が必要とする図書がなかなか見つからない」という意見などが出され、活発な議論が交わされた。
「学ぶ」とは何かを問いかける井上さん
本学の学生・職員ファシリテータが利用者の立場で意見を述べた
グループに分かれ、各大学図書館の課題 や改善点を発表し、情報共有を行った
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