共通教育科目「京都の伝統文化」で大蔵流狂言師 茂山七五三さんが講義

2015.07.08

 7月8日、共通教育科目「京都の伝統文化」のゲストスピーカーとして、大蔵流狂言師で本学卒業生である茂山七五三さん(1970年・経済卒)が本学を来訪した。

 4歳のときに初めて狂言の舞台に立ち、海外での公演も経験したという茂山さん。狂言は中国大陸や南アジアから日本に流れてきており、大きな祭以外に神社仏閣で行われていたという話や、舞台登場の移り変わりの歴史について語った。

 ほかにも講義の最中、舞台上に存在しない窓や扉、竹藪などを実際に存在しているかのように観客に見せるため、体の動きや言葉を使った独特な演技や、「笑い」「泣き」の見せ方を実際に演技した。さらに、限られた時間の中で一つの狂言を学生たちに披露し、終わった後には大きな拍手が起こり、茂山さんは、「ぜひ京都にいる皆さんには狂言を見に行ってほしい」と話した。

【記事:学生広報スタッフ 空野遥さん(文化・2年次】
奈良や京都における狂言について、学生に解説をする茂山さん
狂言の舞台登場の仕方やその歴史を語った
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