平成27年度春学期人権教育啓発講演会で栗岡 住子カウンセラーが講演

2015.07.08

 7月8日、図書館ホールにおいて平成27年度春学期人権教育啓発講演会が行われ、ダイバーシティ推進室 栗岡 住子カウンセラーが講演した。他大学からの参加者を含め、学生・教職員・一般市民など64名が聴講した。

 栗岡カウンセラーは、一般企業での業務経験や、養護学校の教員、産業カウンセラーなど多様な経歴をもっている。講演会では、「女と男は協働できるか?〜ケーススタディから見えてくるもの〜」をテーマに、働く人々の現実を事例やデータを通して説明した。また、ワーク・ファミリー・コンフリクト(葛藤)やストレス対処について、参加者が自身の対応能力を知るためのワークを行った。

 栗岡カウンセラーは、女性も男性も無意識に性別役割分担意識に縛られ、多くの人がストレスを感じていることに触れ、自分自身のストレスの気づき方とその対処方法について紹介した。また、一つの対処法のみにこだわらず、多くの方法を試すことの大切さを強調した。
  
 参加者からは、「性別役割分担意識を改革するために有益な方法は何か」との質問が挙がり、「このような問題には、トップダウンが一番効果的であり、研修や教育を充実させることが必要だ」と回答した。また、主催者である人権委員会は、本学が昨年12月にダイバーシティ推進室を設置し、男女共同参画推進の取組みを実施していること等を紹介した。
カウンセラーの経験を交えながら講演が進められた
ストレスの対処方法について学ぶ参加者
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