京都力養成コース 「京都文化の広がり—多様な資料と手法による『比較』から—」

2015.05.09

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 5月9、16、23、30日の4日間、京都力養成コース「京都文化の広がり—多様な資料と手法による『比較』から—」を開催した。

 大学コンソーシアム京都 生涯学習事業「京カレッジ」科目である本コースは、「地域社会の活性に貢献したい」「京都のことを実学で学びたい」といったニーズに応えるため開講し、今年で7年目を迎える。本学文化学部 教員、日本文化研究所の上席特別客員研究員(京都検定1級合格者)計9人の講師によるリレー講義形式で行い、歴史や文化などをテーマにそれぞれが、自らの視点で調査、研究を行った京都の魅力を紹介した。

 5月23日に行ったフィールドワークでは、「醍醐地区を遊行!新緑の醍醐寺、善願寺を訪ねる—醍醐寺と大和国のつながり—」と題し、善願寺と醍醐寺を拝観した。善願寺では、「腹帯地蔵」として親しまれている平安時代後期の仏師定朝作の「地蔵菩薩坐像」や樹齢一千年を超える榧(かや)の木に彫られた「不動尊像」などを見学した。また、醍醐寺では、金堂(釈迦堂)や五重塔、清滝宮下伽藍本殿、三宝院を見学し、醍醐寺の開山の経緯や、「醍醐」の地名の由来などが解説された。

 講義終了後のアンケートでは、「フィールドワークでは、現地での見聞を深めることができた」、「今回は、京都文化を京都と他の地域との比較から見ることができ、改めて京都を深く知ることができた」「『平安京と田舎』での有名な古典文学を例にあげたお話がとても面白かった」等の感想が寄せられた。

各回の講義テーマ

【第1日目】
第1講義 「京都文化の広がり」 
若松 正志 文化学部 教授

第2講義 「扁額の政治的力—京都、北京、沖縄、台北の扁額から—」
村田 幸雄 日本文化研究所 上席研究員

第3講義 「陵墓をめぐる京都とその周辺地域〜京都には、どのくらい天皇陵があるのだろうか〜」 
三垣 真佐美 日本文化研究所 上席研究員

【第2日目】
第4講義 「京を旅する幕末の志士—清河八郎の京旅行—」
笹部 昌利 文化学部 助教

第5講義 「饅頭のルーツを探る—博多・奈良・京都—」
佐藤 佳代子 日本文化研究所 上席研究員

第6講義 「友禅—京都と金沢—」
河原田 康史 日本文化研究所 上席研究員


【第3日目】
フィールドワーク 「醍醐地区を遊行!新緑の醍醐寺、善願寺を訪ねる—醍醐寺と大和国のつながり—」
中江 好喜 日本文化研究所 上席研究員

【第4日目】
第7講義 「日本庭園」 
鈴木 久男 文化学部 教授

第8講義 「平安京と田舎」 
吉野 秋二 文化学部 准教授 
フィールドワークでは醍醐寺、善願寺を拝観した
「京都文化」とは何を指すのかについて解説する若松教授
「かわらけ」を資料として紹介
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