「スポーツと人間形成」で空手元世界選手権金メダリスト 木下(荒賀)知子さんが講義

2015.05.15

 5月14日、空手元世界選手権金メダリストの木下(荒賀)知子さんが、共通教育科目「スポーツと人間形成」でゲストスピーカーとして本学に訪れ、講義を行った。

 木下さんは空手一家に生まれ、3歳から父の「荒賀道場」で空手を始めた。2006年アジア競技大会では金メダルを獲得、2008年世界空手道選手権大会で連覇を達成し、現役を引退した。

 講義では、空手が2020年に開催される東京五輪での追加種目候補となっており、正式種目として選ばれるよう運動が行われていると述べ、野球やスカッシュなどの競技とのプレー人数を比較し、空手の試合の様子などを映像で紹介した。また、「空手界のサラブレット」と言われ、幼い頃から道場で厳しい練習をしてきたことに対して「空手をすることに疑問を持たない状態だった。大きくなるにつれ、友達と遊べないことに疑問を持ち始め、やめたいという気持ちが芽生えた時もあった」と述べた。受講生は悩みながらも真摯に空手に向き合った木下さんの話に聞き入っていた。
厳しい練習の様子などを話す木下さん
受講生に問いかける場面もあった
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