「京都の伝統文化」で京都精華大学 佐藤 敬二教授が講義

2015.05.13

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 5月13日、共通教育科目「京都の伝統文化」において、京都精華大学 佐藤 敬二教授がゲストスピーカーとして講義を行った。

 佐藤教授は「琳派は京都洛北鷹が峰 光悦村からはじまった。」と述べ、2015年で400年を迎える琳派の魅力を説明した。

 琳派は他の流派と異なり、直接的な弟子関係は希薄で、約100年おきに琳派を代表する美術家・工芸家が存在するという他に類をみない特徴がある。その中でも、琳派の影響を受けながらもモダンで明快な作風の「神坂雪佳」を紹介した。神坂雪佳がヨーロッパを訪れた際に見たアール・ヌーヴォーから、日本の優れた装飾芸術を再認識したというエピソードも語った。受講した学生は、豊かなデザインや装飾性をもつ琳派の世界観に包み込まれ、スクリーンに映し出される様々な写真や映像に魅了されていた。

 また、京都の伝統産業の一つである「京友禅」については、模様を描き染めていく手描友禅や、型紙を使って染めていく型友禅と呼ばれる古くからの技法を紹介した。

 現在では、大量生産を可能とするスクリーン捺染、さらにはグラデーションや複雑な模様も得意とするインクジェットプリントが登場し、専門家でも人の手による作品か機械による作品かどうかの判断が難しい場合があると述べた。京友禅だけに限らず、現代に継承される京都の様々な伝統工芸品についても知ってほしいと語った。
多彩な映像を交えながら講義が行われた 
琳派の魅力を語る佐藤教授
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