F工房主催 第19回ファシリテータ研修会 開催

2015.03.18

 3月18日、F工房主催の第19回ファシリテータ研修会が開催され、学内外から45人が参加した。

 今回は、「F工房流:ファシリテーション入門講座 —今日から使えるKSU版ファシリテーションの極意—」と題して、F工房がこれまで6年間の活動で蓄積してきた内容をもとに、F工房が大切にしているファシリテーションの考え方を共有することを趣旨に開催された。

 研修会は、F工房担当コーディネータの中西勝彦さんがファシリテータとなり、参加者が体験を通して学ぶワークショップ型で運営された。

 会場は、この3月にリニューアルされたばかりの12402教室で、グループワークに適した教室環境が特長。研修の最初には、カーペットの色目の違いを利用して四象限を作り、それを使ってグループ分けを行うなど、教室環境を存分に活かした運営となった。

 会はファシリテーションの定義や基礎知識を学ぶミニレクチャーと、実際にファシリテータ役を体験するグループワークとを組み合せたプログラムになっており、初心者でも参加しやすい研修スタイルであった。

 ファシリテータ役を体験するセッションでは、グループメンバーに質問を投げかけ意見を引き出したり、それをホワイトボードや模造紙に記録したりしながら、話し合いを活性化する参加者の姿を見ることができた。

 ファシリテータ体験後はグループ活動を振り返り、ファシリテータとしてどのような気持ちで進行していたか、メンバーとしてどういう問いかけをされると話しやすいか、他の人のファシリテーションを見て、参考になるところはどこだったか等について話し合った。

 今回は学生や教職員、卒業生や学外関係者など、多様な立場の参加者たちが共にグループワークを体験し、それを振り返りながらファシリテーションについて学びを深める機会になった。

 最後に、中西さんは「今後、大学をさらに盛り上げていくためには、立場や所属を横断した横のつながりが不可欠であり、それをつなぐ鍵になるのがファシリテータの存在だろう」と語った。
カーペットの色で分かれてのグループ分け
意見を出し合い、模造紙でまとめていった
ファシリテータの進行のもと話し合った
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