第2回グローカル人材フォーラム〜産学公連携オール京都から生み出すGPM資格〜開催

2015.02.27

 2月27日(金)、むすびわざ館にて、文部科学省大学関連系共同教育推進事業「産学公連携によるグローカル人材の育成と地域資格制度の開発」が、代表校である京都産業大学と他連携校4大学(京都府立大学、京都文教大学、佛教大学、龍谷大学)、NPO法人グローカル人材開発センターの共催によって開催された。

 オープニングと開会挨拶の後、第1部では京都産業大学 法学部 中谷 真憲 教授によるGPM(グローカルプロジェクトマネジャー)資格についての説明が行われた。中谷教授は「グローバルな視野を持ちながら、地域社会・地域経済で必要とされる『実践力』を培うため、京都企業との連携による課題を学生に与える。仕事の現場で考え、悩み、何度も提案させるそういった舞台を用意し、課題を経験することによって、『仕事への耐性』を持った骨太な人材をこの資格の目指すべき人材として中核に据える」、と述べた。

 その後、連携校5大学による学生発表が行われ、各大学で実施している京都の中小企業と連携したアクティブラーニングを基礎に置く授業で、学生がどのような取組を行い、どのような壁にぶつかり、どのように成長していったのかを報告・発表した。
本学からは「グローカル人材PBL」※について、履修学生が発表した。

 第2部では、「中小企業で働く魅力とは?」というテーマのワークショップが京都文教大学 黒宮 一太 准教授のコーディネートによって行われた。10個の各テーブルを授業に参加した学生と企業人が囲み、熱い議論がかわされ、黒宮准教授は、「大変大事な機会であった」とまとめた。

 第3部はパネルディスカッションが行われ、京都府立大学 青山 公三 教授がコーディネーターを務めた。経済界、企業経営者、行政、大学教員といった多様なセクターから4名のパネリストを迎え、オール京都で取り組むことの意義や目的を会場全体で共有した。とりわけ、グローカル人材やGPMへの期待の声が各パネリストから挙がった。
 
 最後に、京都府政策企画部長 畑村 博行さん、京都信用金庫専務理事・グローカル人材開発センター代表理事 榊田 隆之さんの閉会の挨拶によってフォーラムは幕を閉じた。

※京都産業大学「グローカル人材PBL」の詳細はこちら
【活動記録】
●10月22日 本事業の要となる 『グローカル人材PBL』がスタートしました!
●12月3日 『グローカル人材PBL』4回〜6回の報告
●12月3日 『グローカル人材PBL』7回〜9回の報告
●12月12日 『グローカル人材PBL』10回〜12回の報告
●12月19日 『グローカル人材PBL』13回〜15回の報告
第1部GPM(グローカルプロジェクトマネジャー)資格についての説明
第2部ワークショップ「中小企業で働く魅力とは?」の様子
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