学生相談室セミナー開催

2014.12.10

 12月10日、神山ホール第2セミナー室にて、セミナー「『考え方』のヒント〜ネガティブ思考に対処する〜」が開催された。このセミナーは学生相談室の主催で、河口千尋カウンセラーを講師として行われた。

 学生相談室では、カウンセラーが学生の悩みに応え、相談に乗っている。相談に来た中で「自分はマイナス思考」、「ネガティブに考えてしまいがち」と話す学生が多いことから、今回のセミナーが企画された。

 河口カウンセラーは認知療法を用いてネガティブ思考に対処し、物事を前向きに考える方法を紹介した。ネガティブに考えてしまうのは自らの「考え方のクセ」が関係しており、その「考え方のクセ」を通して物事を見ていると意識することが大切である。マイナスに物事をとらえてしまったときに「考え方のクセ」が影響していないかをチェックし、その出来事によい部分は無いかなど、ポジティブ面を考えることが必要である。説明の後は、カウンセリングで使う用紙を利用して自分の経験を書き出し、ネガティブ思考に対処するワークが行われた。河口カウンセラーは、自分自身が持つネガティブな考えをいろいろな角度から客観的に検証することが必要だと話した。

 最後には、「ネガティブ面を無理に無くそうとせず、ネガティブ面・ポジティブ面の両方を抱えていくことが大切だ」と続け、良かったことはほんの少しでも書き残す「いいこと日記」という方法が紹介された。

【記事・写真:学生広報スタッフ 里内美香さん(文化・3年次)】
真剣に聞く参加者
丁寧に説明をする河口カウンセラー
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