京都力養成コース「京都伏見の歴史的位置−多様な資料と手法によるアプローチ−」

2014.11.15

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 10月25日からの4日間、本学文化学部教員と日本文化研究所上席特別客員研究員(京都検定1級合格者)が講師を務め、「京都伏見の歴史的位置−多様な資料と手法によるアプローチ−」が開催された。

 今回開催された「京都伏見の歴史的位置−多様な資料と手法によるアプローチ−」は、「フィールドワークを交えながら、京都を深く学べる講座」として社会人を対象に開講されている、大学コンソーシアム京都の生涯学習「京カレッジ」の京都力養成コースの1つ。6年目を迎える今回は、10月25日、11月1、8、15日の4日間行われ、京都・伏見をテーマに総勢9人の講師が、歴史・文化など自らの視点で行った調査、研究から京都の魅力を紹介した。

 「伏見の歴史を訪ねる」と題して11月8日に行われたフィールドワークは、伏見 御香宮神社から出発し、西岸寺、月桂冠大倉記念館、長建寺を拝観した。御香宮神社では、京都検定対策として、表門や本殿の建築様式や石庭、絵馬堂や境内の樹木についてなど解説された。また、事前の講義で伏見の名水や酒造りについて学んだ受講生は、月桂冠大倉記念館で、酒造りの道具などを熱心に見学した。その後、伏見の水について学び「利き水」を行ったほか、「桂女」についての解説が行われ、鮎の供御人(くごにん)であった桂女にちなみ、鮎の干菓子が振舞われた。

 講義終了後のアンケートでは、「伏見に近い場所に住んでいるが、色々見て回る機会はなかったので改めて歴史的な伏見を発見できた」、「古代・中世・近世・幕末・明治と伏見の歴史的な位置づけの変化を学び、フィールドワークとあいまって深く伏見を学ぶことができた」、「たくさんの視点から伏見を学ぶことができた」等の感想が寄せられた。

●各回の講義テーマ
 第1日目
 ・第1講義 「京都伏見の歴史的位置」
  若松 正志(文化学部 教授)
 ・第2講義 「伏見の水と文化・産業」
  西 謙造(日本文化研究所 上席研究員)
 ・第3講義 「近世日本における伏見港の位置」 
  木戸 公司(日本文化研究所 上席研究員)

 第2日目
 ・第4講義 「伏見と古代寺院」 
  吉野 秋二(文化学部 准教授)
 ・第5講義 「鳥羽離宮」 
  鈴木 久男 (文化学部 教授)

 第3日目 フィールドワーク 「伏見の歴史を訪ねる」
 中江 好喜(日本文化研究所 上席研究員)

 第4日目
 ・第6講義 「伏見の幕末と明治—鳥羽・伏見の戦い、その後—」
  笹部 昌利(文化学部 講師)
 ・第7講義 「戦国・織豊期の伏見」
  松田 輝哉(日本文化研究所 上席研究員)
 ・第8講義 「御香宮神社—神功皇后と桂女—」
  佐藤 佳代子(日本文化研究所 上席研究員)
伏見の歴史的位置づけについて解説する文化学部 若松 正志教授
「利き水」をする受講生
試食した鮎の干菓子
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