「21世紀と企業の課題」において株式会社 電通 荻 友幸さんが講義

2014.11.11

 11月11日、共通教育科目「21世紀と企業の課題」において本学卒業生で株式会社 電通 総合ソリューション局 コミュニケーションデザイン部 荻 友幸さん(1983年・経営卒)が講義を行った。

 毎週火曜日4時限目の「21世紀と企業の課題」では自己形成を行う姿勢や職業観を身に付ける事を目的に、各産業界で活躍している本学卒業生をゲストスピーカーとして招き、業界の動向や求められる戦略、企業から必要とされる人材等について講義を行っている。

 講義の中で荻さんはまず、広告業界について説明をし、「広告で大事なのは最初に何をいうか。そのコンセプトを定め、次にそれをどう表現するかを考える、この順番である。」と力説した。そして「就職やビジネスの場のコミュニケーションで知らない人に自分を売り込むのも『広告』である。」と述べ、もうじき就職活動がはじまる3年次生に「広告的な発想を持って世の中に出ていくこと。」とアドバイスを送った。

 また「仕事は楽しく考えてほしい。『無理』や『難しい』といった言葉で深刻な気持ちになると前に進めないし、仕事のアイデアも浮かばない」と語った。

 講義の終盤には質疑応答の時間も設けられ、受講生にとっては将来を考える良い機会となった。質疑応答では、「広告業界の難しいところは?」という質問に「他の業界と比べ非常にクリエイティブで正解が見つかりにくいところ。新しいことをどんどん考えていく人が伸びる業界である。」と答えた。その他にも「やりたいことがみつからないのですが、どうしたらよいですか?」との問いに「そう思って立ち止まるのが一番良くない。きっかけや感じる事が少しでもあればそのことをやってみる。興味があるかないかは後から分かればいい。」といったアドバイスを送るなど、活発な質疑応答が行われた。

【記事:学生広報スタッフ 福家雅彦さん(法・3年次)】
広告業界についてのエッセンスを自身の仕事の成果を交えながら語る荻 友幸さん
学生に質問する荻さん
多くの受講生が参加した
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