益川塾第7回シンポジウム

2014.11.03

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 11月3日、大阪コングレコンベンションセンターにおいて、益川塾第7回シンポジウム「科学へのロマンと挑戦 〜宇宙の謎に迫る〜」が開催され、約520人が参加した。
 
 今回のシンポジウムでは、高校生を対象とした「益川教授による特別講義」や「高校教諭と益川教授との特別セッション」を開催、また高校生と一般の参加者を対象とした独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェロー 宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 川口 淳一郎 教授による基調講演「はやぶさが開く、太陽系大航海時代の幕開け」および川口教授、益川教授らによるパネルディスカッションが行われた。
 開会にあたり、京都産業大学 大城 光正 学長は「本学の学章はサギタリウスをモチーフにしている。ぜひ今回のシンポジウムが、参加された方々の更なる雄飛につながるシンポジウムになることを祈念したい」と述べた。

 益川教授による特別講義では、高校生から「研究で行き詰ることが無かったか」「高校時代はどのように過ごされていたのか」「CP対称性の破れについて」などの質問があった。益川教授は「憧れを持つことで成長することができる。」また、「答えが出ないときには、なぜ答えが出なかったのかを徹底的に考えること、考え抜くことが大事である」と述べた。 
 川口教授の基調講演では、「惑星探査機はやぶさ」でのエピソードを交えながら、最新の宇宙分野でのニュースを取り上げた。さらにその中で川口教授は、糸川 英夫博士から受け継いだ「こうすれば出来る、やれる理由を探すこと」の大切さを語った。

 高校生による口頭発表にはポスターセッション参加校から3校が選ばれ、研究活動の発表を行った。その後、研究の内容について、益川教授、川口教授からアドバイスなどもあり、高校生にとって貴重な体験となった。なお、口頭発表のあった国立米子工業高等専門学校が京都産業大学 益川塾頭賞を受賞した。

 パネルディスカッションでは、パネラーとして川口教授、益川教授、渡部 義弥 大阪市立科学館 天文学担当学芸員、河北 秀世 神山天文台長が登壇し、コーディネーターはフリーアナウンサーの関根 友実さんが務めた。ディスカッションの中で、科学者として研究を進めていくとセレンディピティ(思いがけない発見)が多くある、不完全なこと分からないことを楽しむ気持ちを大事にしてもらいたい、答えが無いことが面白いことで答えが無いことは日常茶飯事である、自分で興味関心を掘り起こしてく喜びを感じてもらいたい、といった意見が出され、来場している高校生に向けたメッセージが送られた。
 その他、シンンポジウムでは高校生41チームがポスターセションを行い、来場者に自分たちの研究活動について熱心に説明を行っていた。

 益川塾では、12月14日(日)にも東京ビッグサイトにてシンポジウムを開催する。
益川教授の高校時代について質問をする高校生
研究活動について説明する高校生の話しを熱心に聞き入る川口教授
宇宙研究の課題やそれぞれの研究活動の経験などを話すパネラー
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