日本文化研究所主催 シンポジウム「『かな』という文字を考える—墨書土器からみえてくるもの—」 開催

2014.09.27

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 平成26年9月27日、創立50周年記念事業・日本文化研究所主催のシンポジウム「『かな』という文字を考える−墨書土器からみえてくるもの−」がむすびわざ館で開催され、研究者や一般の聴講者など241人の参加があった。

 本シンポジウムは、平成23年に藤原良相邸跡から発見された墨書土器を題材に、ひらがなについて考える機会として企画・開催した。

 日本文化研究所所員・文化学部鈴木 久男教授の「墨書土器が出土した遺跡・遺構について」、同所所員・文化学部吉野 秋二准教授の「日本史学からみた仮名墨書土器」、関西大学文学部 田中 登教授の「草仮名のゆくえ」、大阪大学大学院文化研究所 矢田 勉准教授の「かな成立史・発展史と墨書土器—国語文字史の立場から—」の題目で、それぞれ考古学、歴史学、国文学や古筆学、国語史の専門家の立場から、写真などの資料を多々示しながら報告が行われた。

 その後、同所所長・文化学部小林 一彦教授の司会進行のもと、パネルディスカッションが行われ、4人の基調報告を受けて、同所所員・外国語学部森 博達教授、山梨大学教育人間科学部 長谷川 千秋准教授からそれぞれ音韻学・国語学の立場からコメントがあった。また、聴講者からの質問に基づき、活発な討論が行われた。

 当日は同館ギャラリーで開催中の特別企画展「平安京の文字—掘り出された歴史—」にて墨書土器の実物が展示されていることもあり、聴講者からは「自分の目で実物を確認することで、報告内容をさらに理解することができた」、「さまざまな分野の専門家による報告が聞けてよかった」などの感想が寄せられた。
日本文化研究所所長の小林一彦教授による開会挨拶
パネルディスカッションでは活発な討論が行われた
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