平成26年度第2回新任教員研修会開催

2014.06.25

 6月25日、教育支援研究開発センター主催「第2回新任教員研修会」が開催され、新任教員11人を含む本学教職員25人が参加した。

 今回は「教員と学生間の対話促進」をテーマに、5月17日まで実施した「教員—学生間の授業に関する対話シート(以下、対話シート)」を材料として、フィードバックの方法や学生の反応等について共有し、今後の授業改善に役立てることを目的とした。

 佐藤賢一教育支援研究開発センター長からの開会挨拶、藤岡一郎学長からの激励の言葉の後、「対話シートの体験談」をテーマに、先輩教員と新任教員とのライトトークセッションが始まった。対話シートに書かれていた学生の要望・反応の中でも、主に、私語や携帯電話の使用等、学生が授業を受ける態度に関して苦慮している教員が多いことがわかり、教員同士で各自が行っている対策を共有した。
さらに、教員と学生間の対話促進の方法については、先輩教員から、moodle(オンラインの学習支援システム)を活用してレポートを作成させピアレビューを行っていること、対話シート実施以前から、独自で作成したWEBページを意見共有のプラットフォームとして活用しているなどの活動が紹介された。

 続いて、山内学長室課長補佐が本学で実施されている2種類の授業アンケートについて紹介し、「対話」を重視した本学でのFD活動が、各教員の授業改善や各学部のカリキュラム改善において成果を見せ始めており、今後も教育施策の実施支援、『高等教育フォーラム』による情報発信、学生FDスタッフの活動支援等を通して、取組を進めていくことを説明した。

 本研修会での教員間の意見交換内容は、今後の授業展開の一助となるよう、後日『CERADES News』(教育支援研究開発センターニュース)に取りまとめ、教職員へ配布する。
ライトトークセッションの様子
自由闊達な空間で意見交換。私語対策など各教員の実践を共有した。
本学の授業アンケートの実施経緯・特徴について学び、理解を深めた
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