「コーオプ教育研究会〜産官学が協力した人材育成に向けて〜」開催

2014.04.21

 4月21日、京都商工会議所において、本学が主催する「コーオプ教育研究会」が実施された。

 柴 孝夫 副学長による開会のあいさつでは、世界で広く展開されている産学連携教育の一つである「コーオプ教育」の説明が行われた。「コーオプ教育」は、社会での就業体験をカリキュラムに取り入れることで、大学での学修成果を社会で生かす「実践力」を養成するもの。カナダでの先進事例も紹介し、今回の研究会を通じて、日本の企業や社会に「コーオプ教育」を広げていきたい意向が表明された。

 第1部「産学協働による人材育成について」では、リクルートワークス研究所主幹研究員の豊田義博氏より、社会環境の変化とともに訪れる「成長の危機」に対応するための、産学協働による人材育成の必要性が語られた。

 また、第2部では、カナダ・ビクトリア大学の学生で、コーオプ教育プログラムにより、2014年1月から4月まで本学のコーオプ教育研究開発センター事務室で勤務中のバーバ・ミートゥラヤ・道子さんが「ビクトリア大学におけるコーオプ教育プログラム」と題して自らのコーオプ体験を語った。ミートゥラヤさんは、仕事を通して、日本語能力やプレゼンテーション能力、ビジネスマナーなど多くの知識を修得できたことや、コーオプ教育に参加する学生・企業・大学のメリットを日本語で発表した。

 企業の人事担当者など約40人が参加し、最後に設けられた質疑応答の時間には、2人の講師に本学 経営学部 東田 晋三 教授も加わって活発な議論が交わされた。
企業からの質問に答えるミートゥラヤさん
産学協働の人材育成をPRされた2人の講師
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