平成25年度 教養講座(後期土曜講座)開催

2013.10.12

 10月5日・12日の2日間、文化学部 森 哲郎 教授による教養講座「哲学と宗教—禅の十牛図からみる京都哲学—」が、本学 むすびわざ館にて開催された。

 全4回の講義を通して、禅の入門テキスト「十牛図」を題材に現代における「哲学と宗教」の連関の面白さを受講生らと考察した。

 禅の修行の手引きでもある「禅宗四部禄」の中の一冊「十牛図」をはじめ、哲学者 西田 幾太郎の「純粋経験」、「自覚」「場所」などについて語られた。

 ディスカッション形式での講義を実施したことで、受講生の積極的に意見を述べ、質問をする様子が見られた。

 講義終了後、「西田 哲学に関する理解が深まり有意義であった」「豊富な資料を用いた講義がとても興味深かった」「十牛図についての様々な解釈を知ることができた」などの感想が寄せられた。



第1回 「私とは誰か?」— 十牛図の世界 —
    
第2回 西田幾太郎と鈴木大拙
    
第3回 「純粋経験」から「場所へ」
    
第4回 「なぜ求める?」— 十牛図から見る種々の「場所」論 —
ディスカッション形式で行われた講義
十牛図を展示し受講生に紹介した
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