平成25年度 教養講座(前期土曜講座2)開催

2013.07.13

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 7月13日・20日の2日間、外国語学部 教員4名による教養講座「知の旅 ヨーロッパ —映画を通して見るヨーロッパの歴史・文化・社会—」が開催された。「知の旅ヨーロッパ」シリーズとして、3年目を迎える今回の講座では、政治経済学、歴史学、言語学、文化論の観点から、映画を通してヨーロッパの素顔について語られた。

 1日目の第1講座では、「ギリシャ:テオ アンゲロプロス監督の見たギリシャ近現代史と社会」と題して、ギリシャという国の現状や一般的なイメージ、テオ アンゲロプロス監督が持つギリシャへのイメージや、監督がどのような映画を製作してきたかなど、いくつかの作品を通して、監督のギリシャに対する思いなどを解説した。

 第2講座では、「ポーランド:アンジェイ・ワイダ監督、『灰とダイヤモンド』の世界」と題して、ポーランドの歴史的背景や、ポーランド人の国民性について語られた。また、映画の主人公を通して、第二次世界大戦中、戦後のポーランドについても語られた。

 2日目の第3講座は、「オーストリア:映画にみる皇妃エリーザベトと『ハプスブルク神話』」と題し、3部構成で講義が行われた。第1部「ハプスブルク帝国」では、7本の映画を通して、ハプスブルク家の起源から、全盛期、帝国の衰退までを解説した。第2部「皇妃エリーザベト」では、エリーザベトの人となりや、生前の周囲からの評価などを解説し、第3部では、「『神話』の形成」と題し、どのように帝国が理想化、神話化されていったかを解説した。

 第4講座「イギリス:マイク・リー監督のカメラが捉えたイギリス市民の日常生活」では、マイク・リー監督の生い立ちや、映画の制作方法、成功までの道のりなどが解説された。マイク・リー監督の2本の作品を通して、戦後の英国の労働者階級の暮らしや、社会問題などを解説した。

 講義終了後には、熱心に質問する受講生の姿が見られ、「それぞれの民族の時代背景や、信仰、思想を知ることができ、より深く映画を理解することができた」「日ごろあまり思いつかない視点や観点から、文化的、民族的な知識を得ることができた」等の感想が寄せられた。

第1回 ギリシャ:テオ アンゲロプロス監督の見たギリシャ近現代史と社会
     外国語学部 鈴井 清巳 教授
第2回 ポーランド:アンジェイ・ワイダ監督、『灰とダイヤモンド』の世界
     外国語学部 松川 克彦 教授
第3回 オーストリア:映画にみる皇妃エリーザベトと『ハプスブルク神話』
     外国語学部 岩_ 周一 助教
第4回 イギリス:マイク・リー監督のカメラが捉えたイギリス市民の日常生活
     外国語学部 ギリス フルタカ アマンダ ジョアン 准教授
動画や映像を使用した講義に受講生は熱心に聞き入っていた
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